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イギリス生活28/29週目ふりかえり

イギリスはすっかり秋の装い。

もはや秋を通り越して冬とも言える。秋が存在しないようにさえ感じる。

秋はないけど、飽きもない。

スーパームーンを眺めたり、霧に覆われたロンドンを探検したり、新たなエリアを訪れたり、突然やってきたサーカスに参加してみたり。

栗拾いのように、日常に落ちている非日常をコツコツと拾い集めている。

そんな2週間をざっくりとふりかえる。

これまでのふりかえりはこちら↓

2週間のまとめ

やけに気持ちの良い朝に、公園をぶらついていた。秋が来たのだ。

このイギリスのどこか牧歌的で、ほどよく人が少ない感じがたまらない。こんな風にのんびり過ごしたのは久しぶりだなと思う。

最近は仕事などが忙しかった。

そんな中でも、たまには奮発してスペイン料理店に出かけてみたり、ふとした夜に見上げたスーパームーンが美しくて立ち止まったり。

気まぐれな贅沢と偶然のプレゼントに感謝しながら日々を送っている。

ある朝、目を覚ますとロンドンの街全体が霧に覆われていたこともあった。

湿気と煙に包まれたこの光景は、イギリス文学などで触れてきた光景ではあるが、この目で見たのは初めてだ。

ロンドンはしばしば「霧の街」と呼ばれています。これは、特に19世紀から20世紀初頭にかけて、ロンドンが頻繁に濃密な霧で覆われていたことに由来します。この霧は、石炭の燃焼によって引き起こされる「スモッグ」とも関連しており、チャールズ・ディケンズやアーサー・コナン・ドイルの作品など、多くの文学作品にも登場しています。

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こうした突然やってくる偶然が嬉しくて嬉しくて仕方がない。

街に繰り出し、「霧の街」の由来を自らの五感で体感する。とても新鮮な朝だ。

霧の日

霧が街を覆った日、ロンドンのとある再開発エリアに足を運ぶ予定があった。

中心に聳え立つ巨大な煙突。歴史の重みを感じるその佇まいに、ふと立ち止まってしまう。

晴れの日

この建物がただのレンガ造りの倉庫でなく、かつて街全体に電力を供給していた要の一つだったと知ったとき、その場所に流れる時間の濃密さを強く感じた。

この場所は、1930年代に建てられたバタシー・パワーステーション。

参照パブリックドメイン

石炭を燃やし、象徴的な赤レンガの煙突から煙を吐き出し、街を照らし続けてきた。

テムズ川沿いで日々の生活を支えながら、時代の移り変わりを見守ってきた存在だ。

建物のデザインは、著名な建築家ジャイルズ・ギルバート・スコットによるものだそう。

ロンドンの赤い電話ボックスや、リバプールのアングリカン大聖堂の設計でも知られている人物とのこと。

だが時代の変化は早く、発電の効率化や新たな電力供給の台頭と共に、バタシーもその役目を終えていく。

1983年に操業を停止した後、しばらくは廃墟同然で放置され、過去の名残として忘れられかけていた。

それが再び注目を浴びたのは再開発計画の時。

アートやデザイン、カフェ、オフィスが一体となった新しい複合エリアとして復活したのだ。

レンガの壁や高い煙突といった往年の名残を残しつつ、新しい風を迎え入れる。

洗練されたショップが並び、地元の人々と観光客でにぎわう場所に生まれ変わっている。

煙突の建物内の様子

かつては石炭の粉が舞っていた場所が、今では活気に満ちた創造の場へと変わったのだ。

そんな歴史を背負う場所で、ふと今の自分と重なる部分がある気がした。

自分もまた、新しい場所で日々挑戦させてもらっている。そして同時に、過去の知識や経験に生かされているとも感じる。

ロンドンの「過去と現在の調和」を象徴する煙突は、もしかすると自分のロールモデルなのかもしれない。

このように、仕事がある日であっても、新しい学びや体験、知識といった「スパイス」を加えることは日々忘れないようにしている。

毎日何か変化をつけて、新しいことを学べるように工夫してみる。所々に落ちているネタを拾い集める。

新商品を試してみても良いし、帰り道に一駅前で降りてみるのも良い。

仕事で大規模イベントにも参加した
魅力的だった商品
初めて訪れたエリア
初めて入ったカフェ

思い出のアルバムを整理しながら、それを記事にしてみるのも一興だ。

他にも旅のネタは色々とあるので、引き続き書いてみようと思う。

また、同居人がトイレに閉じ込められるという小さな事件があったり、人生で初めて同じミュージカルを三度観に行ったりもした。

毎回ステージから伝わってくるエネルギーに圧倒される。音とパフォーマンスが体にビリビリと響き、自分は省エネしてないか?と襟を正される。

他にも、知り合いの方へのプレゼントとして、フォートナム&メイソンの紅茶を買ってみたり、少し早めのクリスマスムードを体感したり。

突如やってきたサーカスに参加したりもした。

自分次第でいくらでも小さな変化は生み出せると思う。

こうした日々の地道な積み重ねが、人生を豊かにしてくれている。

今日の英語フレーズ

| 英語表現                   | 解説                                                                 | 例文                                               |
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| Foggy City of London       | A phrase describing London with its characteristic foggy weather.   | "The foggy city of London is known for its misty mornings." |
| Friend trapped in toilet   | Describes a situation where a friend is stuck or locked in a toilet. | "My friend was trapped in the toilet and needed help to get out." |
| Compatibility              | The ability of two things to exist or work well together.            | "The compatibility between the two devices made it easy to connect them." |

印象的だったこと

ネットでの広がり方
最近note公式さんが記事を再びメールマガジンで紹介してくださったため、読んでくださる方が更に増えた。とても嬉しい。

半年間記事を書き続けてみて、波のように反応が増えた瞬間が何度かあり、情報というのはこのように広がっていくのかと学びになった。

好きなことを好きなように書かせてもらっているが、続けているととても学びがある。

来週の目標

英語の勉強が停滞しているので、再開させる
仕事では英語を使うのだが、新規の勉強が滞っている。新しい表現や単語などを改めて入れていかないと力が伸びていかないように感じる。

日本語に触れている時間も長くなっているため、バランスを考えたい。


ここまで読んでくださりありがとうございました!

どこかミステリアスで、物悲しい雰囲気のあるイギリスの秋も好きです。


※記事内の画像は筆者個人が撮影したものか、生成AIにて生成しています。

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