あいうえお作詩の達人を目指すー13
以前ブログで「あいうえお作詩」の投稿をした際、「これはどういう発想でで考えてるんですか」という感じのコメントがあったのですが、自分でもよく分かりません。詩かどうかも判然としない。ただ、イメージとして凡庸に陥りたくないという意地が強い気がします。
★★★
歩く
犬と歩く
梅は薫るが
枝は黙り込む
尾を引く感情を犬が引く
紙飛行機が
汚い場所に落ちる
苦渋の末
血縁を呪いながら
コンビニ決済をする
里帰りして
小学校に侵入
鈴を鳴らし
先生を召喚するも
ソバットで昇天する
たちまち
ちくわ天が揚がる
つくね団子も添えて
店員さんは良い笑顔
富山の果てのうどん屋
名古屋で
忍者の面接
塗りつぶしたくて
練りワサビで人生の
望みを果たしたくて
春の
兵庫県
吹き降ろす花粉が
変態性をそそる
保釈を夢見て生きている
またしても
みかん缶
無償奉仕に
明確な希望は無い
深々とした日々
ヤギも
夢みる
夜
羅針盤も
立派な
ルネサンスの文化だと
レストランで語る友人
露出狂の存在に気づかぬ
我にかえりたまえ
【感想】
どうやっても場末感が出ます。自分の趣味性を込めないと、詩が書ける気がしません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?