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孫力

ご無沙汰しています、もかおです。
12月1日から新しい職場にお世話になっています。

私自身はマツコとかキムタクと同世代。正直なところ、新しい職場だからとドキドキもしないほどに心臓には剛毛が生えていますが、今回は人生初のベンチャー企業。となりに居るのにチャットで仕事の依頼が来たり、会社の中で自分が一番の年長者だったりと、いろんな意味で別世界に潜り込む事になって、とても刺激的なひと月でした。

フレックスで1分単位の管理。私は大体17時半の退勤を目安にしています。思ったより5分早く会社に着けば、5分定時が早まる感じです。おかげで18時半には家に着き、19時半には夕飯食べれる感じ。
直前、激務で2ヶ月ほどでギブアップした会計事務所は19時に事務所出れない感じだったし、休日出勤もあったので、それと比べると天国。独身ならともかく、大きいとはいえ3人の子どものいる母親でもあるので、ホントありがたい。

それでも21時には子ども達の帰りを待たずに爆睡。夕飯の片付けも、翌朝に回しています。なので、朝は4時半起きで前日の後片付けと夕飯まで作って出かける感じです。コロナ禍で在宅勤務がときどき混在してるダンナは家にいても何をしてくれるでもなく。。。ダンナの教育までは手が回らなかったツケですかね。私が仕事から帰って座る事なく台所に立つのに、19時半に『ご飯できてないの?』オオラで当然の様に決まった時間に下に降りて来るのでちょっとイラッとしてます。

そんなわけで、天国とはいえ、二足の草鞋なので、noteに向かう余裕まではなかった感じで、ご無沙汰していましたが、とっても元気で毎日が充実しています。

休日は6人家族なもので、平日の食料の買い出しを何回転かして、平日に出来ない事をしていると終わっちゃう感じです。一時期、私の中でホットサンドブームがあったのですが、2回も不良品に当たり、電源が入らなくなって放置。現在のもっぱらのマイブームは乾物作りです。

最近は干物用の網を3組購入しました

干し芋にはじまって、干しりんご、しまいにはビーフジャーキーまで。特にさつまいもは、おやつというより私の主食になりかけています(笑)。

今年のやり残しは何だろう

今年はコロナ禍にも関わらず、自分の年齢も顧みずに、二度の転職をしました。合間に大学の履修プログラムを半年受講、ニート卒業旅行と称して11月にはお嬢とオンナ2人旅も満喫。意図しない退職だったのだけど、人生100年と言われる中、良いタイミングで人生の仕切り直しができました。コロナ禍で二度とも案外あっさり正社員で再就職が叶い、自分の運とキャリアにも感謝できる様になったり。。。私の中では文字通りのライフシフトを叶えた1年となりました。世に言う、氷河期xベビーブーマー世代で同世代の方は苦労している方も多いと聞きますが、私はいつも運と縁が味方してくれていて、3人の子どもを成人させ、マイホームも2軒手に入れました。前職では、毎年ヨーロッパを含めた海外出張も行かせて貰っていたし、最後の2年で関わった特殊なプロジェクトが、私が思う以上に世間で需要のあるキャリア形成に役立っていた事も、今回転職を経験して初めて気がついた感じです。意図しない退職も、ずっと突っ走って来た私には必要な充電期間を手に入れていたんだなあ、とさえ思えるようになりました。

そんな感謝の1年ではありますが、私の中でやり残しが一つありました。
同居の母の預貯金の共有です。今86才の母は少額ながら年金を頂いているものの、私達と同居している関係で食費も住居費もかからず。なのに、入院しても私が立て替えたまま精算はした事がない。。。ご存じの様に、預貯金は本人が痴呆になると、痴呆になった本人はもちろん、家族も含め、だれも全く動かせなくなります。おまけにキャッシュカードも発行せず、窓口で下ろしていた本人が脚が弱く、下ろしに行けない現状。せめて、これから入院する様な事があった時だけでも、自分の預貯金を取り崩して貰わないと私が破綻してしまいます。けれど、本人は自覚なし。どう切り出すか、ずっと悩んでいました。

が、表題のとおり、孫の力は偉大でした。

昨日、本人が珍しくカバンを斜めがけにして出かけたそうにしているので問いただすと、銀行に行くんだという。これはチャンスと思い、私も付き添うと名乗りでました。
もちろん私は上に書いた目的達成のためでしたが、母は孫にあげるお年玉を下ろしたかったみたい。最初は歩いて行くつもりだったみたいだったけれど、私の提案でタクシーで出かけました。(膝は人工関節、心臓には人工弁が入っています)

銀行では、現在70才以上の高齢者については本人が窓口に行ける場合を除き、1日20万円までしか下ろせません。それでも本人連れて窓口行くしか手段がなかったところ、今回キャッシュカードを発行する手続きを遂行できる事で、自分の病院代くらい払って欲しいと言う私の希望は叶います。

ちなみに今回のタクシー代も私もちです。それでも私がずっと気にかけていた事が、一つ片付いた感じで達成感があります。本人も、今回タクシー使わないと銀行にも行けないのを体感して、少し納得できたと思います。窓口では住所や名前を自分で書くと言う事を徹底されたので、その辺でも今回が最後のチャンスだった様に思います。自分の家から出ることもなく、字を書く機会だってほぼなくっての86才。銀行も結構ハードル高くなっていました。

どう切り出すか、実はずっと悩んでいたんですよね。子ども達の学費がひと段落した今、私だって自分の老後資金について考える様になりましたから。日々、食費も住居費も貰わずやって来ましたが、ときどきの入院ならともかく、終わりの見えない入院も想定が必要なお年頃です。さすがに、あーそうですかと全部負担してあげる事は考えられなかったので、スッキリしました。

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