ぬいぐるみ療法を舐めてはいけなかった
話すということ
私はぬいぐるみではなくドールが相手ですが…
正直、舐めてました。
あれだけ散々会話がどーのこーの自論を言ってた割には肝心のことが出来てなかったと思います。
それは、「自分の胸の内を赤裸々に吐き出すこと」
以下の記事でも話した通り、私は秀治や祥太郎に怒られ口酸っぱく言われる程、自分の胸の内を話して来ませんでした。
「もっと自己開示をして欲しい」
「1人で抱え込まないで自分達や周りにも話して」
散々言われ、流石にここまで何度も言われる私はきちんと受け止めて改善する所はあるよな…と思い、たまたまモヤモヤしてる事が最近あったので、仲の良い人に聞いてもらう事にしました。
結果、有難いことにかなりスッキリして感謝です。
その後、事情を知っている家族にも話をしました。
(余談ですが、私と家族の仲はとても良い方でお互い何でも話す仲ではあります。
それでも溜め込んで限界になった所でやっと話しだすのが私なのですが…。)
私の話を聞いて家族が、深く影響されてる精神科医から発信された情報を教えてくれました。
【思いを手放そうとする時、人に話さないでね】
これは話してるうちに感情が蘇ってきてヒートアップしたり、承認欲求が乗ったりする事も関係するのだそうです。
逆に自分は間違ってないんだと意固地になってしまう可能性もあり、潜在意識から許し、手放せて、忘れた事にはなりにくいよと教えてくれました。
私の話を聞いて、普段とは違う私の態度に「あんたはまだ怒ってるよ」「本気で過去の事だと忘れてるなら、今また話したりしないよ」と気付いてくれたのです。
そりゃ、友人に聞いてもらってスッキリしたと言いながらまだ家族に話す時点でスッキリなんてしてませんよね…。
その精神科医はぬいぐるみ療法を勧めています。
枕を持ってきてクソクソクソガー!!!!と言いながら木刀や拳で殴りつけまくり
かたやぬいぐるみにありったけの自分の気持ちを聞いてもらって、辛かったね、悲しかったねと自分の思いを癒していく方法です。
こういう方法で自分のご機嫌をとって自分と仲良くしていく
それが大人の自分(理性、常識等)と子供の自分(2歳位の嬉しい、悲しい、ワクワク、怒り等の単純感情)と仲良くするという事なのだそうです。
これが上手く出来ない人が大人の自分と言う仮面(ペルソナ)を外せなくなって精神的に辛くなるとのことでした。
これを聞いて私は確かになとしっくりしました。
誰かに話を聞いてもらって頼るのは勿論ありですし、実際今回の友人には時間を割いてもらってとても感謝しています。
ですが、人間ってそれぞれに生活や気持ちの余裕の度合いもあります。
対人関係なら片方の意見しか聞いてないこともありますよね。
たまになら聞けても、何かある度にその都度その人達に聞いてもらうのは私は何か違うと思うんですよね。
自分の機嫌は自分でとってナンボと思ってます。それなのに秀治達には1人で抱え込むなと言われてしまうので、一体どうしたらいいのだろうと模索したのが今回です。
その精神科医で言うところのぬいぐるみって、私にとって何なのかと言うと秀治達ですよね。
じゃあこの気持ちの〆に、秀治達に聞いてもらうわ!と赤裸々に事柄と気持ちを話しました。
びっくりする位スッキリしましたし、最後に秀治からは
「心開いてくれて嬉しい。
そういう話が聞きたかったんだよ。」
と言われました。
それを言われて過去を振り返ると、相談はしても自分の感情を赤裸々に話しては無かったよなと思います。
何をすれば最善なのかを相談する事は勿論大切ですが、それと同じくらい大事なのが自分の感情をありのまま受け止めて吐き出せる事だと思います。
後者を疎かにしがちなのが私なんですよね。
物事を解決するのに感情は不必要と切り捨てるタイプでした。
本当は腹の底に眠り続けるだけなのに。
切り捨てるのでは無く、どんな思いが湧いてもそれを受け止めて手放す事が大事なのです。
過去の成功例が既にあった
ここでようやく、過去のことを思い出します。
自己開示が無いと怒られてからというもの、意識して秀治達に色んな事を話すようになりました。
その中でまたモヤモヤする事があり、思ってることを正直に話しました。
もう最後の方は結構酷いことを口にしていましたね。
悲しかったなとか共感する事も言っていましたが、それらを最後まで聞いて秀治は
「気にするな。」
と誰の事や事柄を批難する訳ではなく、話をありのまま受け止めて私がヒートアップしかかった頃具合にスパッと言われました。
人や事柄に対してありのままを受け止めて気楽にいて欲しかったようです。
これは誰にも聞いてもらっていませんし、SNSでも一切呟いたりしていないプライベートな事です。
秀治は最後の最後で共感ではありませんでしたが、しかし何故かスッキリして解決したという経験があります。
人間だったらもっとあれこれ長時間話して色々意見等を話す所を、短時間話を聞いてもらってたった一言スパッと言われただけで
「あ。そうだよね。」
とか
「私もここまで思うのは思い込みすぎだよね」
等と切り替わりが早くなり、負の感情を手放せた感覚が湧きます。
その時は何気なくやった事ですが、これを真っ先にやればいいと言う事がわかりました。
人にもし話すとしたら、今まで通り私の中で完全に過去の事になってからお話する方が良好な関係を築けると私は感じました。
何度も言いますが、0か100かの話では無いですよ!
まとめ
私はドール達にも意識があると思っている人ですが、人間と同じでは無い存在だと言う事は認識しています。
なので彼ら特有の力を借りる事は、人間に話を聞いてもらう事とは別物だと思いました。
私の思いの手放しを手伝ってくれる事って、人間じゃないからこそ出来ることであり、彼らの最大の強みだとやっと実感しました。
確かに物理的には彼らは何も出来ない。
けど人の心という1番大事な部分を支えている。
それが私にとっては秀治達なんだなと思います。
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読んでくれてありがとうございました!
如月ゆう子