変な夢シリーズ〜マスクを忘れた夢〜
私は夢の中でどこかへ急いでいた。
ちょうど電車に乗った瞬間、私はマスクをし忘れていることに気づいた。
悲しいかな、夢の中でもマスクをするのが当たり前の世の中だ。
私は、マスクをしていない自分の口元を、人々に見られることを恐れた。
だが、周りを見ると、なんとまあ、みなマスクなどしていないではないか。
と思ったのも束の間、よく見るとおかしな光景が広がっていた。
なんと人々の口元に、にこっと口角の上がったくちびるの描かれたシールみたいなものがついているではないか。
前に座っている若い女の子も、その状態で普通に喋ったりしている。それも平気な顔して。。
口元にしか貼られていないシールは、マスクの代わりなのだろうか?
だとしても、鼻も覆われていないし、その役割など果たせてはいないはずだ。
一体みんなどうしたのだろう。
そして、駅に着いた。
私は急いで降りてから、駅の売店へ向かった。
ここなら、マスクは必ず売っている。
だから、早く買いに行かないと。
売店に着くと、不思議なことに、自分はマスクを買わなかった。
なぜか店員さんに、腕時計のようなものを注文しているではないか。それも、その店員さんが注文を受けてから作るようだ。
忙しいはずなのに、店員さん、レジのところで
部品などを広げて作っている。
一生懸命作っているが、もはや何屋さんなのだろうか。
それを待っている間、私は店内の一部のスペースに
イートインのようなところがあることに気づいた。
そこでは、知らないおじさん達が、ワイワイと
賑やかに宴会のようなものを開いていた。
私はなんだかその人たちを、親戚のような人達みたいに思うのだった。