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初日の出を見るには寒すぎる話

あけましておめでとうございます。人生で初めて口内炎にかかり、常に口が半開きなホセです。

2021年、なりましたね。
年末はというと、テレビを見ていたわけですが、ここ10年程一途に思い続けた「笑ってはいけない」を裏切り、「RIZIN」に浮気しました。たまにちらっと「紅白」にもお邪魔し、内心まったく「笑えない」夜を過ごす、プレイボーイぶりを発揮してまいりました。

そんな忙しい年末夜でしたが、新年早々新たな経験をしてきました。

初日の出!

そうです。色々と経験してきましたが、この子だけは経験してなかった。(いよいよ画面越しに皆さんからの白い目を感じたので、この男子高みたいな例えやめます、すみません。)

元旦、朝5時半起床。6時出発。6時20分電車へ。

(ん!?人多くね!?めちゃくちゃ密じゃん!!)
電車の中で、声を大にして心の中で叫ぶ。表情にも出さない。誰にも迷惑をかけず目的地に着いた。

砂浜のほとんどが人で覆われていた。おそらく万はいる。舐めてた。完全に舐めてた。『海なんてそこら辺にあるのだ。近所の人、近隣の宿泊客、まあ200人くらい?数十組の家族連れと、数人のカメラマニアが集う、ほのぼのと初日の出様を鑑賞する会かな。』程度に考えていた、ハッピーな頭を燃やしたい。

そして何より、
寒い!

いやいや寒すぎる!「寒い?カイロあるけど使う?」と一個しかない自分のカイロを黙ってくれようとする、君と後後後世にわたって愛し続けたい彼女がいないとやってらんないくらい寒い。

そんな、頭の一部を燃やされ傷心しきった俺に、希望の光が差したのはその時だった。

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俺を渦巻く、すべての煩悩が消えた。

2021年の風を感じる。空気は清流の如く澄みきっていた。後から壮大な包容力を感じる。富士だ。

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鳶が空を舞う。
2021年、躍進の年にします。

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