【読書】嫌われるのが怖い 精神医学講義 (1981/7/10)
■第一講 精神科医のアイデンティティ
・興味なし
■第二講 病像はどう変わったか
・緊張病、狂躁という病状があった
→1981年ではそのような患者は病院ではほぼ見かけない
・外面的には普通でも、内面的にはうつ病(軽うつ病)である患者がいる
→うつ病治療をすれば治る
・軽うつ病とは
→内面の症状:外界への関心が極端に落ちている状態
→体の症状:睡眠障害、食欲低下、性欲低下、緊張状態の発生?
・うつ病になりやすい基礎性格
→オルドヌンクス・リーベ(秩序愛)
→ザイン・フュア・アンデレ(他人に対して配慮を欠かせない人)
・うつ病が治ったときには強迫症になる人が多い
→強迫症:明らかに度を越した不安やこだわりがあるのが特徴
(https://doctorsfile.jp/medication/80/)
・強迫神経症の基礎性格が強迫症に関係している
→自己不確定型の人(完全を目指すが、かえって自分の不完全さが気になる)
・病像の軽症化は都会化、都市化があるのではないか
→田舎は一枚岩、都会は自由
■第三講 日本人のノイローゼ
・対人恐怖が日本のノイローゼの第一のテーマである
→他国と比較しても日本での研究、患者が多い
・日本のノイローゼはうつ病の基礎性格につながりがある
→自分が他人にどう思われているかと考える
・人間関係の基礎の上にノイローゼが出てくる
→自分自身が集団で同思われていうか気にせざるを得ない
→自分より集団の代表としての他人のほうが優位であると考える
・あるグループにいかに円満に所属するかという教育が推奨されている
→自己主張することはなくそれを排除する
※SNSの普及によって個の特性が生されているが教育は追いついてない?
・年齢の上の人に出てくるうつ病では自責性が強い
→自分がいないほうがいい、自分が悪いというように自分を責める構造
・「対人」の質は病気毎に異なる
→対人恐怖:人より自分が劣っている(同年齢の者)
→うつ病:社会化された規範(会社、ご近所)
※自分の場合はうつ病ではなくて対人恐怖なのか?
■病跡学とは何か
・病跡学(びょうせきがく、英: pathography 独: Pathographie)
→歴史的に傑出した人物の生涯を精神医学及び心理学的観点から研究分析
し、その活動における疾病の意義を明らかにしようとする学問である
・興味なし
■読了
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