勘違いしてたこと
お盆休みは初日から実家に帰っていた。
メンタルを崩し、心療内科に通い始めてから初めての帰省だった。
薬も変わったばかりだったから良い療養になった。
最近の仕事のこと、
病院に通い始めたこと、
ポケモンGOに再ハマりしていること、
等たわいのない話をしていたが、
ふと弟が「結婚する気がない」と発言してから、私は今までの結婚観がガラッと変わることになった。
母親にふと尋ねてみた。
「結婚式で新婦からの感謝の手紙とか憧れる?」
母「えぇ!いいよそんなの!!笑」
私は本当にびっくりしてリアルに口が開いた。
「ベールを被せたり、お父さんと私が歩くところとか見たいとかないの…!?」
母「お父さんと歩く!?いい!いい!やんなくていいよ恥ずかしい!笑」
母「今時結婚式を絶対挙げないといけないことはないんだから、節約して良いところに旅行にでもいったらいいじゃない」
母「あ、でもウエディングドレス姿は見たいから写真は撮ってね!そこに呼んでもらえればそれでいい」
本当にびっくりした。
私は、世の母親達は娘に結婚式を挙げて欲しいもんだと思っていたのだ。
感謝の手紙を読んでもらったり、
ベールを被せたり、
ケーキカットを微笑ましく見守ったり、
そんなことをしたいものだと思っていた。
でもそんなことはなかった。
その言葉を聞いて肩の荷が降りたというか、妙に安心した。
私は数少ない友人の結婚式に参列した際、
友人の両親は本当に幸せそうだったからだ。
それを見て、"私もそうしなければならない"と偏見を持ってしまっていた。
そして自分自身を追い込んでいた。
私は親に対する愛情がどうも重い気がしている。
"親のために"私が幸せにならなければ。
と思っている節がある。
この件をいつか友人に相談した時、
逆だということに気づいた。
"私が幸せだから"親が幸せなのだ。
まずは自分自身が幸せであること。
親のためでも、誰のためでもなく、
私が幸せであること。
それが親孝行なのだ。
そりゃ、旅行に連れて行ってあげたり、
美味しいご飯を食べさせてあげたり、
それも親孝行だが、
1番の親孝行は娘が幸せであることなんだと気付かせてもらった。
親のために…
とがんじがらめになってた私は今回の件も含め、本当にびっくりし、勘違いしていたんだと気付いた。
もちろん、十人十色。
全ての親がそう思っているわけではないと思うが、私はそう思うことにした。
まずは私が、幸せになるんだ。