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Rosyutsukyo/OXIDIZES

 この手のジャケットのCDは大体雰囲気が決まっていて、一見優しそうなノイズの上に、鶏ガラみたいな女の声と死にかけのゾンビが鍵盤叩いてるみたいな音が鳴っているものです。そういうのって一枚か二枚持っていれば良いので、飽きたCDの間にバニラ・ストロベリー・チョコレートのクリームを優しくサンドしてゴーフルにして窓からぶん投げるレシピしかないんですけど、このアルバムはひと味違います。

 何の気なしに一曲目を聴いて、ノイズの上にピアノの単音が乗ってるだけの普通のアンビエントだなと思ったら、全てのフィールドレコーディングを屠殺場と葬儀場でやっているそうです。段々それが露骨になっていって、最後の曲はお経と豚の断末魔です。どう聴いたらいいんだよ。クレジットの「OKYO:北村家一同」が全然笑えません。英語にしたら笑えるだろうみたいなのがタチ悪いです。しかも北村家に、明らかに一人ヘラヘラした感じの奴がいますよ!でもこういうゴーフルみたいなCDばっかり集めてる、玄米しか食べない女どもにお灸を据えるのにはうってつけなんじゃないでしょうか。ねばちこいうんこしそうな。どっちにしてもいつ聴いて良いかわからないアルバムなので、ゴーフルにして神戸屋に売りにいきます。

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