嘘で悪を描くこととその甘美さについて
人を殺したいと思ったことがある、そして人を殺したいと思ったことがない人なんていないだろうと思っている、「私は人を殺したいと思ったことがない」と嘘をつく人のことを信用できないと思っている。
現実とフィクションの違いについて都合よく解釈している、全ては現実、と、レトリックの魔法を使ってみたりして、時々それをフィクションの力を信じるみたいな言い方を頭の中でしてみたりして、「自分」と「フィクションを含んだ現実」との距離を測ってみたりする。フィクションがなければ生きていなかっただろ