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気軽に行ける浦和競馬場〜入場制限緩和の初日に訪ねて〜

コロナ禍において、無観客競馬や事前抽選による条件付き開催を行ってきた浦和競馬場。南関東競馬の先陣をきって、11月22日より、1開催を通じた事前応募不要の開催に踏み切りました。
とはいえ、場内の人数が5,000人を超えると入場制限をするため、条件付きには変わりないものの、特に関東圏の競馬ファンにとっては、久々に気軽に競馬場へ行ける環境となりました。今回は、11月22日の開催初日に足を運び、その時の感想を書いていきます。

無料送迎バスは健在で、競馬場に着いたときには、ハイブリッド車が南浦和のバス乗り場ゆきとして待機していました。

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当然ながら、検温やアルコール消毒も実施。
バスで来ると、バス乗り場で検温を済ませますが、歩きや車で来ると、入場門脇の検温スペースで体温を測ってくれます。今回は、開門から少し経っての入場だったこともあり、スムーズに終えて先に進みます。

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入場門には入場制限についての看板がありました。残念ながら、南関東場外発売は中止となっていますが、JRAのウインズ浦和は営業中とのことでした。

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中に入って、まずはパドックへ。
ファンが集まり、競走馬がまわる風景。久々だったこともあり懐かしさを感じたのに加え、人がいる競馬場の良さ、訪れる楽しさを改めて思う瞬間でした。

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映像で見る競馬も良い部分はありますが、場内の雰囲気、馬の姿、レースでの足音や騎手の手綱さばきなど、競馬場に行かないと感じることのできない魅力を改めて目の当たりにして、鳥肌が立ったのを忘れることができません。やはり、競馬は現地で見るのが一番だと思います。
以前、浦和競馬場に来たときになかったのは、このスペース。最近の浦和所属の重賞勝利馬がこうした形で紹介されています。

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また、繁田健一調教師の騎手時代の勝負服や、JBCスプリントを制したブルドッグボスのゼッケン、グランダム・ジャパン2021の3歳シーズンを優勝したケラススヴィアの肩掛けも展示していました。さらに、浦和競馬の歴史をまとめたパネルもありました。

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天気が悪いこともあり、スタンド内は多くの人が集まっていました。それを見ると、密を感じる反面、競馬場に人が戻ってきた、やはり、ファンがいてこその競馬場と思います。
感染予防対策で席数は半分でしたが、指定席もお昼を過ぎた頃にはほぼ満席でした。朝の様子を競馬場の方に聞くと、多くのファンが席の購入のため並んでいたそうです。初日から浦和競馬場には活気があったと感じます。
売店へ行ってみると、オリジナルキャラクターのウラワールの商品が増えていました。特に、公式サイトでも紹介されたウラワールせんべいは、万人受けするはちみつ醤油味とスパイスの効いたカレー味の2種類があり、とてもおいしい一品。バラ売りに箱売りもあり、お土産としてオススメです。
飲食店は、屋外広場、2号スタンドのお店が営業していました(3号スタンドのお店はお休み中)。浦和競馬場はグルメの宝庫で、里美食堂(2号スタンド1階)の黄色いカレーを始め、優駿(広場)のチキンカツ、ピリ辛牛すじなどが有名。今回は、広場の優駿へ。グルメも競馬場での楽しみのひとつなので、多くの方々が集まっていました。

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浦和競馬場へ足を運んで思ったのは、いつもと変わらない風景が多くあったことでした。新型コロナ対策はあるものの、馬との近さ、美味しいグルメ、地域密着さは変わらず健在であり、以前から行ったことがある身として、これまでと同じという安心感のもと競馬を楽しむことができました。今後の新型コロナの状況、自身を含め感染予防対策の徹底は必須ですが、次回の12月開催以降も気軽に行ける競馬場として、浦和競馬場があることを願うばかりです。



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