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持っている作品 ~ 歌川広重「木曽海道六十九次 宮ノ越」

いつ誰が刷ったのか、判りませんが、私の持つ作品の数少ない物の一枚で。非常に気に入っています。

おそらく価値のほぼ無いものなのでしょうが、刷りにはまったく遜色ありません。
作品の良さを伝えるものとして、十分です。


歌川広重の作品でというより、全ての浮世絵の中でも、最高の傑作と思います。

木曽は、その冷涼な気候故、稲などの作物が育たず、生活するには厳しい土地とされていますが、そのような中にあって、かくも温かな家族の様子をイメージした、この作品は本当に素晴らしいものだと思います。

おそらく祭りか祝宴の帰り道であろう親子。
女の子の指さすのは、「月」とされているようですが、私は個人的に「飛び立つ鳥の姿」ではないかと思っています。

ぜひとも、いつか訪れてみたい場所でもあります。

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昭和30年頃の同地

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江島 達也/対州屋
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