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長崎の荷運び馬 ①

長崎市内の坂段(さかだん)を床材を担いで登る対州馬。後ろから馬方さんが、荷物が振られないように支えながら登っています。
おそらく馬は、荷物を降ろす先が判っているはずです。

何気ない写真に見えるかもしれませんが、馬のことを知る人には、この写真が「どんなに大変なこと」か、判ります。

競馬馬であるサラブレッドなどは、階段を登るということがまずできません。

また、「突然現れるものが苦手」である馬が、通行人が行き交ったり、犬が吠えかかってくるような市街地で働くことは、とっても難しいことです。
もし、そのようなものに驚いて走り出したなら、大事故になってしまいます。

そのような状況で、最大200㎏前後の資材を担いで登るという仕事は、なかなかできるものではありません。(荷鞍そのものが、30㎏ほどもあります)

馬に敬意を払いつつ、確かなリーダーシップを取るという馬方さんだけができる技で、世界でもここだけといっても差し支えが無い光景なのです。



この画像に関する情報を探しています。撮影された方などをご存知の方は、お知らせいただけないでしょうか。
宜しくお願いいたします。

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江島 達也/対州屋
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