映画「ガンジー」の中の馬のエピソード
映画「ガンジー」は約3時間ほどもある長い映画だが、その中に馬に関する印象的なシーンがある。
インド人たちのデモ隊が行進していると、それを制圧しようとイギリス軍の騎馬隊が武器を持って立ちはだかった。
騎馬隊は、そのまま馬を群衆に向かって走らせ、持っている武器でインド人たちを殴り倒そうというわけだ。
インド人たちが、恐怖で一瞬ひるんだ時、その中の一人が叫んだ。
「みんな、地面に伏せろ!馬はけっして人を踏まない!」
そこにいたインド人たちは地面に伏せた。
すると、やはり馬たちは人を踏まず、イギリス兵たちは馬上から殴り倒すことができず、結局引き上げていった。
なるほど、よく馬のことを知っているな!と思った。
確かに馬は、けっして人にも自分から当たらない。
よく競馬場などから競走馬が脱走した時に、「危険だ!」としてマスコミがカメラで追い掛け回すが、実はこの行為こそが危険極まりない。
馬は放っておけば、そのうち元の場所に帰るか、どこかで落ち着く。
馬を知らない人がやたら怖がって、走り出し、何かにつまづいて転倒し、怪我をするというのが実情なのだ。
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