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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由  その㊼

飼料を買いに行く


自宅から車で25分くらいの場所の三重という場所にJAがあり、そこへ馬運車の軽トラで買いにいきました。

肉牛の飼育が多い地区であったので、牛用にオーストラリアから、オーツ・ヘイ(乾草)を輸入しており、それを分けてもらっていました。
また、フスマ(粉末状)と鉱塩もそこで買いました。

オーツ・ヘイは、一束20㎏ぐらいでしょうか、それを約一ヶ月分である6束買って、9千いくらぐらいでした。(産地の出来によって、価格は変動します)

このJA三重は、小さな港町にあるのですが、受付の方は大変感じのいい方で、最後まで大変お世話になりました。

実は途中で、多少安いという理由で、片道40分くらいかかる諫早の飼料店に買いに行った時期もあったのですが、ここはJA三重のように、一束ずつビニールで覆ってくれることが無く、自分で後掃除もしなければならなかったことから、数回買いに行った後、JA三重に再び通いだしました。

飼料を買いに行き、倉庫から乾草の束を積んで帰る時の気分というのは、やはりいいものです。

夏場には結構重労働なのですが、やはり馬の飼料を運んでいるということ自体が、何とも誇らしいと言うか、いい気分でした。

最初の頃は、乾草について、ほとんど何の知識も無かったので、色々と試行錯誤するしかありませんでした。

馬はけっこう堅い木をかじって食べたり、笹なども枝ごと食べたりしますが、それでも結構長くて乾燥した牧草をこんなに食べていいのかと心配になります。

最初の頃は、食堂内でつかえないように、仮払機で粉砕していましたが、これはかえって飲み込む速度をあげてしまい、消化にはよくないとわかってきました。

個人的には、乾草は牛と違って、馬には合わないと思います。実際に、長崎市の馬方さんも雑草がいいと言われていましたが、私もその意見に全面的に賛成です。

但し、個人で毎日の雑草を採るのは限界がありますので、複数の世話人で分担して調達する必要があると考えます。

輸入された乾草は、刈り取られた後、大型の乾燥機にかけられるのだと思うのですが、ひん太が食べ残した穂が発芽し、柵の近くで育っていました。

その穂を採取して発芽させ、ポットに植え付けると青々と育ちました。
土さえ作れば、おやつ分くらいの青草は、自宅でも育てられると思います。


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江島 達也/対州屋
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