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生きていく上で、役に立つ言葉

『 生きていく上で、役に立つ言葉 』・・・・これは、有名な人物が遺したものもあれば、自分だけの知り合いが言ったもの、実に様々でしょうし、どのような言葉がその人に響くかは、その人が置かれた状況や環境によっても、まったく違うでしょう。

自分の息子や娘は、今一緒に暮らし、毎日顔を合わせ、実に多くのことをお互いに話しています。

しかし、やがては自分の元を離れて巣立っていくでしょう。

親である自分と離れた後は、子どもは、自分自身の人生を逞しく切り拓いていかねばならず、その途中ではくじけそうになるほど辛いことにも遭遇するでしょう。

そんな時には、色んな「励まし」や「慰め」が必要となるのでしょうが、私はそれよりも、人の世を渡っていく上で、「なるほど!」と役に立った言葉をここに紹介して遺しておこうと思いました

それは、お笑いコンビ「B&B」のメンバーであった島田洋七さんのお母さんが遺したものです。


『 厳しい言葉の中にも、優しさを見つけろ。 優しい言葉の中にも、厳しさがあることに気付け。』

世の中に生きていいれば、当然「厳しい」言葉を浴びせられり、「厳しい」態度を向けられたりすることがあります。

そのような時、当然人はショックを受け、時には立ち直れないくらい落ち込むこともあるでしょう。

しかし、洋七さんのお母さんが遺した言葉に照らして、よくよく考えてみると、「厳しい」言葉の裏側にはちゃんと理由があり、たとえ優しさの欠片も感じられなかったとしても、結果的にはそのタイミングで、その厳しい言葉を受けた為に、後々良い結果につながったということも少なくないようです。

例えば、ある仕事をしていて、なんらかの非常に「厳しい」言葉に出会ったとして、その言葉から、自分の至らなさ、気づかなかったウィーク・ポイントに気付けて、事態がその後好転したのであれば、それは優しさを見つけたことになるでしょう。

逆に、余りに落ち込みすぎて、その職を辞することになったとします。

ここまでは「最悪」に見えますが、何か月か経った後、新しく始めた仕事場が自分にぴったり合っていて、毎日充実した日々を過ごしていたとしたら、それも結果的には「優しさを見つけた」と言えるかもしれません。

どっちにせよ、「自分の人生、時には思いもよらないような色んな事があるけど、そう気にせず自分らしく生きていけ!」ということをこの言葉は教えてくれます。

「優しい言葉の中にも、厳しさがあることに気付け」

も同じような考え方です。

周りから褒められたり、優しい言葉をかけられたりする時、人は往々にして満足して気が緩んでしまうものですが、もしかすると「褒める」の裏側には、「まぁ細かく言うと、色々あるのだけど、ここはひとつ褒めておくか」或いは、「ちぇっ、今回は成功を認めるけど、今に見ていろ、今度は自分が勝って見せる!」といった気持ちが隠されているかもしません。

こちらも、優しい言葉に出会ったからと言って油断せず、より謙虚に振る舞うぐらいの態度が望ましいといったことを教えてくれます。

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江島 達也/対州屋
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