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できないばかりの人生から解き放たれるには

 こんにちは。人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です!今日は馬と人との交流から学んだことというより、馬術というスポーツから学んだことと最近学んだことの融合が起きたのでお話しします。

 テーマは「できないばかりの人生から解き放たれる」です。

 以前、馬もトラウマを持っていて「これはできないよ!」と思ってることがあるのいうお話をしました。

 そしてその中で、トラウマを乗り越える鍵はとてもシンプルで「成功体験しかない」とお話ししました。今回は、トラウマとまではいかないけど「自分にはできない」と自分で信じ込んでいるものについてお話しします。

なぜ人はアスリートの姿に感動するのか?

 多くの人はスポーツを見て感動します。そこには、挑戦があって、努力をして、人類誰もができなかったことを超えていく姿があるからだと思います。「できないことができるようになる」その究極の姿がアスリートだと思います。

 ちなみに僕の好きなアイドルを応援する気持ちもそんな心理が隠れているのかも、と思います。

 感動、という感情は、そうそう起きるものではありません。心からビリビリして人によっては涙が溢れる感じかもしれません。アスリートの姿を見て、感動する、という理由を探るために、逆のパターンを見てみましょう。

 アスリートを見て感動しない人には常套句がある気がします。

 「生まれつき才能があるだけでしょ?」

 これってつまり、こういう人達って元々できるんだよね、自分達とは違うよなぁ、という気持ちが含まれている気がします。

 逆に言うと、感動する人はアスリートの頑張りに、成長に「できないことができるようになったんだなぁ」という風に観ていると言えるのではないでしょうか?

 では、この「できないことができるようになること」はそんなに難しいことなのでしょうか?

「できない」はいつしか「やらない」へ

 実は、人間は自然と成長しています。例えば、初めての土地で暮らし始めたら、最初はナビがないと移動をできなかったのに、段々道を覚え、段々裏道まで把握できます。これも1つの成長です。

 このように、成長そのものは実は何ら難しいものではありません。ですが、一旦「できない」と思ってしまうとこのハードルが一気に上がります。

 先ほどの例で言うと「道を覚えられない」という人がいますが、そういう人は一生ナビを見て生活します。ナビが教える道から抜け出すことができないのです。

 もちろん人には得意、不得意はあるでしょう。ここで僕が言いたいのはそういうことではありません。ずっとナビに頼るということは、何を意味しているのでしょうか?「道を覚えようとしていない」ということなんです。

 こうなってしまうと前進が難しいのは当たり前です。「できない」はいつのまにか「やらない」になってしまうのです。

成功体験の重要性

 そうやって一度「やらない」となってしまうと、たまに克服しようと「やってみよう」としても「できない」となって気がついたらやっぱり「やらない」に戻ってしまいがちです。

 これを乗り越えるには、成功体験しかありません。つまり「あれ、できた」という体験がつみかさなる必要があるのです。

 そんな感覚を求めて、僕は馬術選手として活動している時、自分の出来ないところに挑戦し続けていました。それが、成長に一番の近道だと思ったからです。

 実際、僕の場合、馬術という領域ではこのマインドセットは自分を成長させてくれました。でも、最近ある人の話を聞いてそれって僕が馬が好きで、馬術が好きすぎたからできただけでは…と思ったのです。つまり、他のことには応用不可能なやり方かもしれない、ということです。

できないと思うのはハードルが高すぎ

 その話とは、方条遼雨さんという武道家の方が言っていたことです。

 大抵の人ができない、できない、と言っていることは誰がやってもすぐにはできないことを一足飛びでやろうとして、やっぱりできないとやっている、自作自演なんです

 僕はこれを聞いてハッとしました。僕がアスリートたるもの、と思ってた姿勢はまさに「できないことを直視して向き合って追求すること」つまり元々無理がある姿勢なのかもしれない!

 そう考えると成功体験が成長に不可欠なことと「できないこと」を直視し続ける(努力する姿勢)はなんなら矛盾するかも、と思ったのです!

 なぜなら成功体験とは「できる体験」のことだからです。そこを見てあげないと、せっかく成功体験してるのに成功実感がない可能性が出てきます。必死にできないことを見つめていると一生できないままかもしれません。

 もちろん、自分の好きなことならこの姿勢でもエネルギーが続くかもしれません。どんどん、できてないぞと自分を追い込んでいる間に自然と振り返ってみるとできることが増えて成長していた、ということはあるでしょう。

 でも残念ながら、苦手なことだとこのやり方はエネルギー枯渇になりがちです。成長のためには、成功したことを見なきゃいけないのに、できてないことばかり見るからです。単純に考えると不合理!

 ということで、まず何事でも少しできたら「できた」と承認しましょう!実際にできなくても「やろうとできた」これでも承認しましょう!やろうとするのを継続できなくても「何日間かやろうとできた」と承認しましょう!

 その方が原理的にいうとよっぽど成長が早い可能性が高いと思います。僕もまた馬術競技を再開した時は、そんなマインドで向かってみようかなぁ、と少しワクワクしています。また、苦手なことにもこれで取り組んでみたいです。

 皆さんも是非、特に苦手なことに向かう時にこの考え方を採用してみてください!

 

 

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