#22【お悩みに答えます】なんであの人はそんなにやる気がないの?
こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!
僕が馬と人との交流を題材として、人間の生活を豊かにしたいと考えているお話を#2~#7でしてきました。
ただあんまりまだピンと来てない皆さんのために、馬との交流体験が実際にどんな風に生活に活かされるか、具体例をあげてお話ししていきたいです。
そこで、皆さんがもつお悩みを一つづつ見ていき、そのあと馬との交流体験から得た学びで解決策を提案する、という形式でこの何回かは進めていきます。
では早速本日のお悩みを見ていきましょう。
「なんであの人はそんなにやる気がないの?」
なるほど、前回の逆バージョンですね。前回は、自分から共感を作ることは出来る、とお話ししたので丁度いいですね。相手を分かっていく、そんなプロセスをお教えしましょう。
今日のラインナップはこちら!
・固定観念のない観察が大事
・その指を自分に向けてみよう
相手に共感できないときは「その指を自分に向けてみる」…どういうことなんでしょう。読んだら分かります!
では早速行きましょう!
固定観念のない観察が大事
前回のお話の中で、相手を丁寧に観察して感情に入り込むことが大事、と言いました。
丁寧に、ということが重要です。自分が嫌いな人のことって中々丁寧には観察できませんよね。見るのも嫌になって、嫌なところばかりが目に入ってきて…ということが起こります。
固定観念の出来上がりです。
その固定観念を外して観てみる。それが丁寧な観察です。
その指を自分に向けてみよう
どういうことでしょうか。実はこれ、固定観念の外し方です。
僕が馬に乗っていていつも使う手法なので、馬の例を使ってお伝えしますね。
いつもやる気がない感じで僕の言うことを聞かない馬がいました。僕はその馬に乗るのが嫌でした。
「あいつはサボり屋」だと思いました。こいつはダメだ、とも思いました。
でもある日僕は、乗馬の先生に怒られてやる気をなくして馬の小屋で座っていました。その時そいつと目が合って、思ったんです。「ああ俺も今日はやる気ないや」と。
その時自分の中に気づきがあったんです。「あいつも何か俺のことでやる気なくしているだけか?」と。
確かに僕は厳しい教師や親みたいに、そいつに「ちゃんとやらせよう」と思ったことは何度もありましたが、「やる気を出してもらおう、楽しくなってもらおう」とか「一緒に頑張ろう」なんて思ったことなかったな、と思ったのです。
そして、僕はワクワクしながらその馬に乗りました。
すぐに劇的にうまくいったわけではないですが、僕はその馬の上でイライラすることはなくなり、何回か乗るうちに、すごくコミュニケーションが上手く取れるようになりました。
人間関係でも使えるんじゃないか、と思います。やる気がない人を見たとき、自分に指を向けてみましょう。つまり自分もそうなる時ってあるよね、と当てはめてみるんです。
「お前もやる気なくなる時あるよな?どんな時だ?」と。
「お前ってよくやる気なくすよな?」と。
そして、自分ならどうしてほしいか、どんな言い訳をするのか考えてみましょう。そして、その人が自分と同じシステムで、ただ理由があってそういう態度を取っていると信じて、その人の別の側面を自分が観ようとしてみましょう。
それが丁寧に観察する、ということです。
ちなみに、それをやっていると自然と自分も変化してきて、前回のお話のように周りから共感される人になりますよ。
【お悩みへの回答】人を批判するとき、まず丁寧に観察しその人の感情を読み解きましょう。そしてその行動や感情について、自分の方に指を向けて考えてみましょう。
明日も一日頑張りましょう!
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