こんばんは。ライオンズを愛するスーホです。ドラフト2024に向けた候補を取り上げていきたいと思います。第2回は10年に1度の逸材と呼ばれる名遊撃手の宗山塁選手です。
宗山塁選手とは?
そんな彼だが、東京六大学では遊撃手として安定した成績を残し続けている。今春こそ不調だったが、それ以外のシーズンでは基本的にベストナイン級の成績を残し続けてきた。長打の多くが2年時に集中しているが、今夏から再び長打が出始めており、走攻守揃った万能選手としての道を歩み始めている。
宗山選手の最大の魅力は守備である。守備範囲、送球の質、精度、捕球の安定感がいずれも素晴らしい。上手いだけでなくプレーに華もあり、将来のスター選手候補である。パリーグのショートのレギュラーって大体チームの顔になるので、やはりそこにスター性のある選手がいるというのは重要なことであろう。
また、宗山選手の場合は打撃力も武器となる。長打力と巧打力を兼ね備えており、坂本や鳥谷のような選手になれる可能性を秘めている。今春のリーグ戦では不調だったが、故障の影響というよりは引っ張り中心から広角打法にスタイルチェンジしようとする中で苦労したことが原因だろう。実際、逆方向への打撃を意識する場面も増えてきている。最近になって長打が復活してきており、サンプルが少ないのでなんとも言えないが逆方向への打撃を会得していれば脅威になる。引っ張り打ちに戻していたとしても、良かった時の打ち方に戻れる修正力は魅力だ。
中学時代から世代の中心でありながら、現状では打撃に穴らしい穴は見つかっておらず、プロでも即戦力で通用する可能性が高い。また、三振も少なくなっており、選球眼が大学在学中に大きく成長している。四球を選びにいくタイプではなく、厳しい球をちゃんと見て甘い球を打ちにいくタイプ。走力は並。
不安点は、コンディション面とショートを初回入札することへの妥当性だろう。利き手の肩甲骨に骨折歴があるほか、体重を増やしていない割に走力の劣化が始まってきているような印象もある。アマチュア野球のトップランナーを走り続けてきたこともあり、年齢の割に蓄積疲労が溜まっている可能性は否めない。また、ショートは指名順位と活躍度の相関性が薄いポジションであり、下位からでも活躍する選手が出やすい。そのポジションに1位指名の枠を割くのはどうなのか?金丸とか西川を初回入札して、ショートは下位で2人取ればいいや、となってしまう可能性はある。
宗山選手のプロでの期待値では?
騒がれているように、1年目からショートのスタメンとして恥ずかしくない成績を残せることは間違い無いだろう。現状でも、守備が即通用するタイプとしてはなかなかお目にかかれないレベルの強打の遊撃手である。ただ、一介のショートレギュラーで終わるか、坂本鳥谷クラスの偉大な選手になるかは逆方向への長打を習得できるかにかかっている。やはり、その辺りをうまくやれる球団で更なる覚醒を願いたい。
総合評価
即戦力:★★★★★★★★★★
将来性:★★★★★★★★★★
評価:最低でもGG賞が狙える超即戦力。打撃がもう一皮向ければ真のレジェンドに。