ドラフト候補2024に対する感想 金丸夢斗
こんばんは。ライオンズを愛するスーホです。ドラフト2024に向けた候補を取り上げていきたいと思います。記念すべき第1回は競合必至の大学ナンバーワン左腕・関西大の金丸夢斗選手です。
金丸夢斗選手とは?
そんな彼だが、2年時から既にエースで大学通算20勝3敗、防御率0.88というとんでもない成績を残している。特に今春の成績は凄まじく、39イニングを投げて被打率3.00、奪三振率12.00、与四球率0.69、防御率0.00、WHIP0.41とかいう見たことのない怪物指標を叩き出している。
そんな金丸選手の最大の武器は何といってもコントロールだろう。球の速さも素晴らしいものがあるが、四死球を出さないだけでなく狙ったところに投げるという能力が非常に高い。投球映像を見て貰えばわかると思うが、投げミスはほぼなく、内角外角高め低めを自在に使い分けて縦横無尽の投球をしている。はっきりいって制球の面に関してはプロと混ざってもトップクラスだ。
最速153km、常時145km以上の直球の質も非常に高く、学生レベルでは痛打されることは非常に少ない。変化球ではスライダー、チェンジアップ、スプリットがあり、ストレートと同じフォームで投げられ制球面で非常に優れているがいずれの球種も曲がり始めが早い。また、投球フォームもタイミングが取りづらい独特のフォームとなっており、技巧派としての素養を持ち合わせている。
ただ、腰痛持ちであるという点は不安材料である。腰の故障は長引きやすく、コンディション不良を理由にパフォーマンスを落とす可能性は考えられる。
金丸選手のプロでの期待値は?
アマチュアでの無双ぶりからコンディションさえ何とかなれば活躍は間違い無いだろう。ただ、タイトル争いに絡んでくるようなポテンシャルはない。既に完成されていて伸び代はない上に、絶対的な球種がないため、来た球を反応で打つような天才型の打者を苦手とする可能性が高いからだ。このようなタイプはアマチュアよりプロに多く、アマチュアの成績を素直に受け取れない要因になる。ただ、1年目から大関(ソ)くらいにはやれると思うので、先発に困っている球団は競合覚悟でドラフト1位に突っ込む価値はあるだろう。ちなみにリリーフにしてプラスの味が出るタイプではないので、先発以外での起用はあり得ない。
総合評価
即戦力:★★★★★★★★★★
将来性:★★★★★★★☆☆☆
評価:今回ドラフトの目玉。日本時代の今永(De)クラスの安定した先発左腕。
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