ドラフト候補2024に対する感想 石塚裕惺
こんばんは。ライオンズを愛するスーホです。ドラフト2024に向けた候補を取り上げていきたいと思います。第3回は今季の高卒No.1選手の呼び声高い石塚裕惺選手です。
石塚裕惺選手とは?
石塚選手は1年から花咲徳栄の主軸を張り続け、今夏にはチームのひさしぶりの甲子園にも貢献した。また、U18日本代表でも遊撃を任されながら4番打者の大役を担い、結果を出している。
石塚選手の最大の武器はミート力である。相手が高校生というのもあるが、93打数で三振はわずか2つ。さらに木製バットへの対応力も高く、篠木からツーベースを打つなど上のカテゴリの選手にも即対応。高校生野手の中ではちょっとものが違うなという感じで、圧倒的な打撃センスを感じる。ミートの鬼タイプにはフリースインガーも多いが、石塚選手は選球眼も最上のものを持っている。
長打力はそれなり。高校通算26本塁打だが、中距離打者タイプ。ただ、突き抜けたミートセンスを見る限り、浅村や宮崎のように飛距離はそこそこでも本塁打を量産できるタイプの可能性はある。逆方向へ長打を放つことができているのも好材料だ。甘い玉を刈り取るタイプなので、失投の少ないプロ相手にはどうなるか?というのが唯一の懸念点だ。走力はそこそこ。一般的なドラフト候補遊撃手の水準。盗塁は上手い。守備はイマイチ。範囲が物足りず、太田椋や大卒だが中村奨吾のようなプロではコンバート前提の選手だろう。身長も高いし。範囲内では安定しており、二塁や三塁は問題なく守れる可能性が高い。
打撃型高卒遊撃手なので当然だが、即戦力になるようなタイプではないので二軍で壊されることが怖い。二軍でフォームをいじくりまわしたがる球団というのは存在するので、そういう球団に入ってしまうと怖い。身体能力によるゴリ押しが通用するタイプではないだけに、今のやり方で長所を伸ばしていける球団がいいだろう。
石塚選手のプロでの期待値は?
個人的には非常に期待値の高い選手で、数年後には卓越したミートセンスを武器に毎年のように首位打者争いに絡んでくることが予想できる。走れるセカンドの宮崎敏郎とでもいうべき存在で、欠点らしい欠点が存在しない。もう少し飛ぶボールになれば3割30本まで期待できるだろう。大卒選手の陰に隠れて注目度は低めだが、競合級のポテンシャルを持っている逸材である。
総合評価
即戦力:★★★★☆☆☆☆☆☆
将来性:★★★★★★★★★★
評価:3年目から頭角を表し、その後は毎年のように首位打者争いに絡める選手。走れる宮崎、あるいは左右こそ違うが怪我しなかった世界線の川端のような選手で、なんとしても獲得したい選手の一人。
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