M-1 2022　決勝進出者予想

今年もM-1の季節がやってきた。

1. 真空ジェシカ

今年は優勝候補。去年の決勝では大きな評価を得て、知名度をグッと上げたコンビ。王道のコント漫才の入りから予想の斜め上をいく秀逸な構成と強いボケ、ボケをさらに大きな笑いに昇華する嘆きツッコミが特徴。去年はウケや評価に対して審査員の点が低かった印象が強い。知名度が上がった今年はチャンス。

2. オズワルド

真空ジェシカがコント漫才のトップであれば、しゃべくり漫才のトップはこのコンビ。去年はウイニングランにも見えた最終決戦で躓いてしまった。一切動きを使わず会話だけで笑いを取れるのは見てて惚れ惚れする程。今年も重圧は大きいと思うが、決勝は余裕だろう。

3. 金属バット

恐らく今年がラストイヤー。おもろい二人の立ち話という多くの芸人が憧れてもたどり着けない境地にいるこのコンビ。決勝で審査員達にどのような評価をされるのか一番見てみたいコンビ。本人達は常にふざけているが、漫才師としての理想形をモノにしているだけに、M-1で評価されて欲しい。

4. 軍艦

去年NSC在学中ながら準々決勝まで進み話題になったコンビ。ここも金属バット同じくおもろい二人の立ち話の形が出来上がっている。ロートーンで題材と会話のみで笑いを取っていけるのは素晴らしい。久しぶりに無名の超若手が決勝の舞台に立つのを見たい。大阪漫才師の期待の星。ルックスも良い。

5. 10億円

ツギクル芸人グランプリ等で話題になってきているコンビ。真空ジェシカ＋金属バットの良いとこドリの様な形が特徴。コント漫才が武器だが、ボケのワードは今まで聞いたことが無かったようなワードが飛び出し、それに対し冷静な関西弁ツッコミが非常に良いバランスでかみ合っている。二人のちょっと舐めてますよ　的なスタンスも良い。衣装も非常にかっこいい。少なくとも準決勝は余裕だろう。

6.  ストレッチーズ

ツギクル芸人グランプリ優勝に輝き、ついに売れる足掛かりを掴んだコンビ。ロジカルで熱のあるしゃべくり漫才は圧巻。見せ方としては非常にシンプルでわかりやすい題材なので、万人受けするのも魅力。決勝に行ければ高い評価を受けるのは確実だろう。

7. パンプキンポテトフライ

去年あたりからライブシーン含めて知名度を上げているコンビ。一見雑にも見えるテキトー掴みはある意味新たな発明。谷の強弱がついたツッコミと山名の飄々としたボケが特徴。普遍的なテーマも自分達の空気にし笑いに変える実力を持つ。見た目も良いので一気に人気になりそうなコンビ。

8. ケビンス

去年のM-１準々決勝で話題になったコンビ。快活なコンボイのキャラが最大の特徴ながら、キャラだけに頼らず強いボケがある。既にコンビとしてのキャラは見せられている上に、動きをつかったダイナミックなボケもあるので、決勝にいっても大ウケするのは間違いないだろう。

9. 男性ブランコ

コント師だと思っていたが、去年の準決勝のネタの質の高さに驚かされたコンビ。絶対笑いが取れる強ワードが頻発するボケ、オチまでの展開もスムーズで非常に品を感じる漫才。あのクラスの漫才が今年もあれば、もしかしたら優勝もあり得るんじゃないかと思わせるコンビ。

10. デニス

ここ二年くらい個人的に激押ししているコンビ。近年はハーフの特徴を活かし、ハーフネタ一辺倒ではなく、題材の中にハーフという強みを入れる事で漫才の形が強固なものになった。ツッコミの存在感もさらに増し、漫才に力を注いでいるのが良く見える。実は本当のダークホースはこのコンビなのかもしれない。期待大。