出所と豆腐の関係性。かたより韓国映画感想
ゴールデンウィーク前半3連休、韓国映画を1日1本鑑賞。中盤はしっかりお仕事でした。
1日目『パーフェクト・バディ』
2日目『華麗なるリベンジ』
3日目『新しき世界』
2本目観たときに刑務所から出所する人の出迎えに手に豆腐を持っているのを見て、あれ?昨日観た映画でも出所した人に豆腐を渡してたな。投げ渡したら蹴り返されて「せっかく(地名?)まで行って買ってきたのに」と愚痴るシーンがあった。
韓国では出所したら豆腐を食べる文化があるのだろうかと思い、ネットで調べると韓国映画やドラマ見てるとあるあるな光景らしい。
3本目。また出所してきた!
また豆腐が出てくるか?期待して觀てたら、出迎えが全くいなかった…
組長亡き後の権力争いに負けた悲しき末路…仲間はいなくなり敵派閥に尾行され殺されてしまったが。
…観た作品全部刑務所から出てくるんだが!!
物騒な作品ばっかりよ。
簡単なあらすじと感想。細かいとこ違っていたらごめんなさい。
『パーフェクト・バディ』
余命2ヶ月の身体の不自由な大金持ちの法律家がチンピラと出会い、保険金を渡す代わりに自分の願いをかなえてくれと持ちかける。「韓国版 最強のふたり」と謳われていたがちょっと本家は観ていないけど、リメイクというわけではないんだよね。性格も環境も違う2人がだんだんと心を通わせていくハートフルコメディ…!といかないのが韓国版。
法律家の最後の目的は、妻と娘を死に追いやり自分をこんな目に合わせた男を殺すこと。お金に困ったチンピラならやるだろうと踏んだのだろうが、チンピラだって殺人まで犯す悪者ではない。
裁判で黒を白にも変える敏腕でのぼりつめた法律家も、金持ちの御曹司の起こした暴行事件を無罪にしたことから被害女性の父親に恨まれ復讐されたのだ。
チンピラはその2人を引き合わせた。
その父親は刑期を終え出所したものの娘は自殺し、お互い何も残っていない、恨む気持ちは晴れないが復讐する結末でなくてよかった。
会社(ほぼ組)のお金に手をつけピンチになったチンピラと相棒の友情話もよいし、觀てよかった!
『華麗なるリベンジ』
政界の陰謀に巻き込まれ無実の罪を着せられた検事が権力に立ち向かう。
スケープゴートにされ、取り調べした被疑者の殺人容疑で15年の実刑をくらう検事だったが、知識と経験を活かし刑務官の信頼を得、敵対する奴を排除し周りから先生と呼ばれるまでに成り上がり不便のない刑務所暮らしを謳歌しているのには笑った。が、いや待て!本来の目的は濡れ衣をはらし自分を陥れたかつての先輩検事に復讐することなのだ。
そんななか新しく入ってきた事件の鍵となるイケメン詐欺師と組み、その顔と頭を存分に使い真相を暴いていくのだが、それ上手くいくの?と思えるような作戦なんだけど軽快にすすんでいくのが楽しい作品だった。
『新しき世界』
犯罪組織の組長が事故で急死し後継者争いが勃発。それに乗じて組織壊滅を狙う警察も絡み、抗争が加速していく。
私、俳優名は分からないけど観るジャンルが偏っているからか前にも見たことある!というのはよくあって、華麗なるリベンジに出てた俳優4人くらい新しき世界にいる??みんなおもしろい役だったから、なんかうれしい。
ライバル検事役だった人が組の幹部役で、いかにも嫌味でいい顔が今作は完全な悪でもう目が怖い!!すごい役者さんだ。えっと、パク・ソンウンさんというのですね。いいなぁ。
警察は組織を潰すために極秘潜入捜査をしていてるが、警察官とバレたら海の底に沈む…
組織の組同士でやりあう分にはいいよ、しょうがない。でも罪のない人が酷いことされるのは観ていてつらい。
多少の犠牲は付きものと捜査員に半ば脅して任務に当たらせる警察の曲者課長の非情さは、もはや正義なのか悪なのか分からなくなってくる。
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