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魚座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた②〜

毎日投稿296日目。門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみたシリーズ②です。この本は太陽星座(12星座)をメインに扱っていて、牡羊座から順番に解釈が載っています。しかしそれだと魚座の人が順番がいつも最後になり可哀想なので、今回はあえて魚座から解釈編を始めます。

◆魚座とは

それでは、早速読んでいきます。書籍から引用箇所は、灰色部分です。

魚座の人の感覚のなかには、もっとも精神的なものに共感する部分と、もっとも肉感的なものに共鳴する部分とが、同居することになります。たとえば、聖人や知恵者の話に深く心を傾けるかと思うと、また、放蕩や悦楽を楽しむ人の共鳴者でもあるのです。
この星座の守護星は、海の神といわれた「海王星」(ネプチューン・Neptune)です。この星は、
河をものみ込む海のような「抱擁力」を、あなたにさずけます。

星座があたえた「霊肉の二重性」と、守護星がさずけた「抱擁力」は、あわせて、神秘的な直感力と、生活の理解を深める心をつくりました。

→「共感、共鳴」が魚座のキーワードのようですね。何でも包み込んでしまうような抱擁力を持つのも魚座らしさと言えます。

この星座生まれの人は、他人の心の苦労を見抜いたならば、見て見ぬふりをしたり、素通りしたりするのを許せません。精神的に物質的に、犠牲的な親切のかぎりをつくす人なのです。友人と遊ぶときは、自分の支払いで犠牲を払ったときのほうが、むしろおごられたときよりいっそうの憩いを感じるのです。しかも、青い大きな海を思わせるような、ロマンチストなのです。

この期間の太陽は、魚座にあって、熱よりも光を地球にそそぎます。地面のあざやかな輝きは、光明と希望に生きる性格を、あなたにあたえるのです。

→自らが犠牲となって献身的な行動をするのは、自分と他人の境界線を明確に線引きしていない表れかもしれません。

◆魚座の人が向いている職業

(中略)この星座のもっている、すばらしい夢想力か、予感か、直感力を十分に生かさなければなりません。あなたは、神の耳のような、ふしぎな力を感じることがあるはずです。さらに、キリストのような博愛心と、人につくして自分を顧みない、自己犠牲の心、芸術への鬼神のような陶酔性などを、十分に生かす職場でなければなりません。
たとえば、画家、小説家、劇作家、詩作家、作曲家、俳優、女優、ジャズシンガー、バレリーナ、ダンス教師、服飾デザイナー、美容師、モデル、霊能者、占い師、催眠術師などです。
これに反して、適さない職業は、銀行員、証券会社職員、金融保険会社職員などです。

→向いている職業は、現在の解説本でも同じですね。統計を取ったわけではありませんが、魚座のアーティストは多い気がします。

◆魚座の金運上昇のための秘訣

魚座生まれの人は、人の話を聞き、感銘し、そして信じやすい性格をもっています。それはそれとして、いいものなのですが、ただ、話と事実とを結び合わせる術を知らないので、だまされやすい欠点があります。けっして、邪推を推奨するわけではありません。真に聡明な人は、人の心の善意を信じるとともに、人間であるがための、悪の可能性はちゃんと見抜いていなければならないものなのです。その賢明さを備えていなければ、信用を得るどころか、愚か者として、すべての善意も、一笑にふされることになりかねません。
魚座の人が、よい金運をつかむためには、まず、他人とのつきあいに注意すべきです。魚座生まれの人は、一人で遊ぶより、二人で遊び、その支払いは喜んで、自分で負担するような気まえのいいところがあります。そういう性格から、趣味と実益を兼ねたアルバイト、たとえば、書道教授や、書画、陶磁器のコレクションなどと、日ごろから目的によって勉強して備えるのです。

→魚座の人が騙されやすいというのは少々大袈裟ですが、情に脆い面はあるでしょう。目的のために勉強して備えることは、どんな星座の人でも大事です。

◆魚座にふさわしいパートナー

魚座生まれの人にふさわしい相手とは、どんな人でしょうか。魚座の人は、永遠に新婚時代のような生活を愛する人ですから、いつまでも、日常生活のなかで、愛の言葉やマナーをかわし合える恋人を求めるつもりで、相手を選ばなければなりません。

→魚座の人がロマンチストな性格が故に、このような表現になっていると思われます。

◆私の感想

現在でも使えそうな部分だけ引用しましたが、「感情によって揺れ動く」ということが、魚座のベースとなる部分でしょう。そのベースさえ覚えていれば、応用は効くはずです。

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