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天秤座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた⑦〜

毎日投稿341日目。このシリーズは久しぶりの投稿になりますが、今日は門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた⑦で、天秤座の解釈をご紹介します。

◆天秤座とは

書籍から引用箇所は、灰色部分です。

天秤座のシンボル「♎️」は、二つの秤皿を水平に保つ形であると同時に、太陽が西の地平線に沈もうとしている姿でもあります。全天を通過し終わって、西の空に憩う太陽は、人生のすべてを経験した理解者の象徴で、秤皿は公平な批判力の象徴です。そこから天秤座生まれの人の「理解と公やし平」の精神が生まれました。
(中略)
こうして、星座があたえた「理知的均衡」と、金星からさずかった「品位保持」の精神は、あわせて、この星座生まれの人を、冷静で調和を尊ぶ紳士淑女にしたのです。天秤座生まれの人は、何事にも熱狂しません。悪魔や化け物、神も信じません。極端に片寄ることなく、 たえず中庸を保つ分別とバランスをモットーに生きるのです。金があってもなくても、それをそぶりに表わさない、一種の虚栄心や自尊心など、人間のさまざまな誇りと欲望が、天秤座生まれの人の中には同居しています。そこに、全体として均衡のとれた人生観や、処世態度が生まれています。

→水瓶座が「平等」を求める精神とはまた違います。あくまでも、「中庸」や「全体の均衡」を求めるので、人間が抱える感情の各パーツの大きさがバラバラであっても良いのです。

◆天秤座の人が向いている職業

「天秤」に象徴的に示される、「釣合いと調和」の精神は、この星座の人の、天賦のスローガン
です。破壊をきらう平和な提携と、美的なムードを望む社会には、天秤座生まれの人の心身が、強く要望されています。(中略)このことは、不条理な人生や、不安な社会にあっても、けっして神や悪魔の力にたのまず、あくまで人間を信じていこうとする高邁な提携精神にもつうじています。と同時に、天秤座の人は、地位や金を欲する心よりも、創造の美を社会や職業の面にも生かしていこうとする心をもった人です。ですから、天秤座生まれの人は、「バランス」を維持することに徹底すべきです。(中略) 
天秤座生まれの人に適した職業は、映画や舞台の美術担当、ファッション・デザイナー、メイキャップ研究家、インテリア・デザイナー、美容師など、または、マージャンや卓球、ビリヤード、
スケート、スキー、飲食サービス業などの経営、金融業、さらに、諸外国とのバランスを保つたくみさを買って外交官など。

→天秤座は世間のイメージ通り、上品で高潔ということですね。どんな状況でも、人間の叡智を信じるというのは天秤座像としては意外かもしれません。

◆天秤座の金運上昇のための秘訣

お金が、いつも貯蓄によってのみ増やされるのではないことを、その本性からいちばんよく知っているのが、天秤座生まれの人です。たくわえるのでなく、出すことによって、つまり、投資によって金運をかちえます。しかも、極端に、ひとところ、一方面だけへの投資でなく、万一のときにも大過のない、バランスのとれた投資戦略を知っているはずです。

→バランスの良い投資というのも、どこまで行っても天秤座らしいです。

◆天秤座にふさわしいパートナー

天秤座の人は、安全で平和な生活への要求を満たす相手を求めなければなりません。

と記されており、天秤座も相性が良い星座として、双子座と水瓶座を挙げていました。ともに風サインですので、お互いに干渉しすぎないほうが幸せに暮らせるということでしょう。

◆最後に

天秤座のイメージをどうしたら分かりやすく説明出来るかなと考えていたら、サザエさんの家族像を思い出しました。

サザエさんは「家、家族」単位で見たら調和が取れていて平和そうに見えますが、家族内でのパワー配分は平等では無いということです。もし、波平とカツオの関係に対等性を求めるとしたら、水瓶座の性質を使っているということになります。

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