獅子座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた⑨〜
毎日投稿343日目。門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみたシリーズ⑨です。今日は獅子座の解釈をご紹介します。
◆獅子座とは
書籍から引用箇所は、灰色部分です。
(前略) この星座のシンボル「♌️」は、強靱で弾力があり、しかも流麗なライオンの尾をデザインしたもので、獅子座の諸性格を、あますところなく表現しています。
獅子座の守護星は、熱と光の源「太陽」です。光は明るい性格を、熱は炎のような情熱をさずけました。
こうして星座があたえた公明正大な威風と、太陽がさずけた快活と熱情は、あわせて、心地よい明朗なムードを、また、ときには激烈な野生の叫びを、獅子座の人の天性に植えつけたのです。この鮮烈な情熱は、人に押しつけてでも親切をつくすサービス精神となり、暗さをきらう明快な性格は、人に希望をあたえる指導者としての素質につうじています。(中略)こういう明朗な性格の一面面、獅子座生まれの人には、かならず、短気で気まぐれなところと、妙に寂しがり屋なところがあります。短気であるということは、見ようによっては、怒りやすいかわりに、朝の怒りを夕方にまで残さない、さっぱりした気性ともとれます。しかし、何か気にかかることやおもしろくないことがあって、心が暗く雲におおわれていると、あらゆる点でけちで、いじわるになる、あてにならないお天気屋なのです。
さらに、一見、底抜けに明るいと見えるこの星座生まれの人の心の奥底には、かならず、強い孤独感や寂しがりの気性がひそんでいます。人前で楽しそうにはしゃいだあとなど、一人になってから、どうしようもない寂莫感に襲われることがしばしばです。
→獅子座は孤高が故に、意外もに寂しがりな面があることが記されています。光が強ければ、影も強いかもしれません。
◆ 獅子座の人が向いている職業
獅子座の人は、ボス的な指導者気質に象徴される、打てばひびくような、鮮烈な個性をもっています。獅子座の人は、人知れずかくれて咲く谷間の花ではありません。政治にも、実業にも、サービス業にも衆目の面前に踊る活動家なのです。獅子座生まれの人にとって、社会は、すべてステージです。精神的に物質的に、人の欲望と慰安に対するもっともよき理解者であり、群集心理の誘導者です。そして、金よりも支配を、支配よりも人気と賞賛を求めて、かぎりなく努力する人です。独創的なアイデアにすぐれ、旧状を打破して、誤りなく成功へ導く才能があります。
このような、獅子座の特性を生かした職業には、映画・テレビ・舞台の俳優、流行歌歌手、ダンサー、コメ デ ィ アンのような芸能関係のタレント、バー・キャバレー経営者、ファッション・モデル、劇場・楽場の経営者、ダンスや歌謡研究所の経営者、とくに証券会社の営業マン、政治家、弁護士などがあります。
→獅子座らしく、公衆の面前で目立つ職業が向いていますね。
◆ 獅子座の金運上昇のための秘訣
人前にいれば、かならず熱狂的な人気を集める魅力をもっています。人の集まるところならば、お花の会から政治パーティーまで、足まめに参加することです。この星座の人にとって、人気こそ、信用と金の源泉です。また、戸外のギャンブルは、獅子座生まれの人に向いています。運が決める競馬、競輪、その他、幸運日を選んで、金を捨てるつもりで勝負すると、思わぬ利得を生じます。株も同様です。
→獅子座らしいカリスマ性を活かせば、自然とお金も集まっていくのでしょう。獅子座がギャンブルに強いのは意外に感じましたが、5ハウスの管轄だと考えたら、刹那なものにのめり込むのも納得です。
◆獅子座にふさわしいパートナー
獅子座 は、「獅子吼」によってわかるように、ふつうの感激よりもいっそう大きな叫びをともなう心理があります。ですから、それをうるさく感じないで、共感してくれる相手が必要です。
と記されており、獅子座と相性が良い星座として、牡羊座と獅子座を挙げています。ともに火サインですが、明るさや華やかさを共に出来るパートナーを求めるようです。
◆最後に
獅子座に対しては「分かりやすい」というイメージを個人的に持っています。深みはそこまで無いけれど、誰にでも分かるロジックを用いてスターに登り詰めていく感じですね。獅子座の真向かいに位置する水瓶座も、主義主張をかたくなに貫いていく面はありますが、そのロジックは細かくて、一見するだけでは分かりづらい。どちらが良い悪いではなくて、そういった違いを楽しむのが結構好きだったりします。
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