生存記録その2~終わり無き逃避行~
1993年夏、某日。
ゾンビひしめく街の空き家で目を覚ました僕は、息を潜めてトイレに隠れていたが、餓死する前に脱出を試みることにした。
朝になり外が明るくなってきたので、そっとトイレの窓を開けて外に降り立つ。
それだけで向かいの家の前で徘徊していたゾンビ数体が僕を見つけ追いかけてきた。
逃げなければ!でもどこへ???
そうだ、確か近所に知人のponさんが住んでた家があるはず。もしかしたらまだ生きてるかもしれない。僕は助けを求めて知人の家を目指し、次から次へ追いかけてくるゾン