FOCUS ON 卯月コウ 感想
書くぞ
にじさんじ所属バーチャルライバー卯月コウのFOCUS ONが発売された
FOCUS ONって何?
だそうです。
で、聴いて確実に感想を残したいと思ったので、残します
卯月コウ、企画担当者、作曲者、作詞者、全ての関係者への惜しみないありがとうを込めて、書くぞ!
※記事中に「放課後シャングリラ」「何者」の歌詞を多く引用しています
あくまで引用の範疇内であると認識していますが、問題があればコメント等で教えていただけるとありがたいです
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放課後シャングリラ
イントロ聴いてびっくりした、こういう曲なのかって
冷静でいられたのはそこまでだった
私事で申し訳ないけど、放課後シャングリラを再生した時、けっこう心が荒んでいた
お前おかしいよ、ということを他人から立て続けに言われて、うぜ〜だり〜と言う気持ちと確かに傷ついた自尊心を持った状態で聴き始めてしまった
そんな状態で聞いたらどうなる?号泣だよ
歌詞と曲から丁寧に立ち上がる卯月コウ概念が、柔い部分にブッ刺さってしまった
ここから、歌詞でオイ!!と思った部分を書き出して、そこへの感想をまとめてみる
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そうだよ
校則の外に出たいわけじゃ無いし、出れるほどの怒りや感情を持ってるわけじゃなくて、でも制服をキチッと着ることには抵抗したい
そういう学生だったしそういう社会人だよ
初手でこれアタシのことだ……になるよこんなん
なんでそんな優しいこと言う?泣いちゃうだろ、やめろよ
ひどいこと言われたときより優しくされた時の方が泣いちゃうんだよ
漏れ(一人称)は学生時代うまくやってた方ではあるんだけど、いかんせん「ネガティブなことばかり細かに記憶する脳」持ちだから、あったはずの青春を自分で無かったことにしてしまう
そのくせラ!サ!とか見て感動しちゃうもんだから、青春への憧れを抱くと同時に自分には不釣り合いであると結論づける自傷をやめられない
そういう精神的リストカットを受け止めてやめさせるみてーな歌詞
オイ!!!!!!!!優しくすんなバカ カス 好きになるぞ
コウにとってもここが居心地いいみたいな歌詞。勘弁してくれ
ていうかここってどこだよ、「にじさんじが」かもしれないし
コウにとって配信が、リスナーが、なんて思い上がりたく無いよ
でも本当にそう思ってたらいいなって思う。そうだったら確かにシャングリラだって認められるから
ファンタジアで切り離したはずのコウが改めてガッツリこっちに手を差し伸べてきていてビビる。もうだいぶ明るい場所まで来てるけど、まだ先があるのかな
フラストレーションの言葉遊びがすげ〜コウっぽいよな、ここ
笑い話にして懐へ、で漏れはお便り回のこと思い出した
過去にガチ恋お焚き上げお便りで採用されたことがあるんだけど(狂人CO)、コウとリスナーに笑ってもらえて、本当に気が楽になったんだよな
黒歴史が黒歴史(笑)になる瞬間というか
自分のことを傷つける記憶が、コウとリスナーに笑ってもらったちょっと照れくさいけど面白い記憶に塗り変わっていく感じ。それを思い出した
いつかは終わるってわかってるけど、それでもこう歌ってくれるのは嬉しいと思っちゃうよな。少なくとも5年は続けてくれてるし
というか放課後シャングリラという曲がCDという物質として世に出たことで本当に道草が永遠になった可能性もある
これを再生すれば、そこにはコウが確かにいる
ここマジで悔しい。勝手に決めつけんな!!!!!!!!!!!!!!!
そうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(図星決まってガチギレ)
もうコウの世界に色はついてるんじゃねーのとか穿ちつつ、ふーんまぁでもコウから頼まれたならしょうがねーな!と思っている。チョロいオタクがよ
なんでこんなに優しいのかこの辺から理解不能になってくる。なんで?
優しすぎる。なんでそんなことが歌えるんだ
いられるわけがないのに、いられないのが当然なのに
「やさしく歪なシャングリラ」本当にそうだと思うよ
でもコウから見たらコウのことを応援している漏れらがいることが歪なシャングリラなのかもしれない、お互いに「ありがて〜けど歪だな」って思ってる可能性もある、知らんけど
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音域広いこと、ラヴィ歌ってみたで知っていたつもりだったけど改めてびっくりした。
サビでグッとキーが上がることで、AメロBメロのちょっと憂鬱?ダウナー?な雰囲気が一気に爽やかな空気に変わる
教室の隅から日の当たる場所に連れてかれる疑似体験を、メロディーで浴びている
これは「何者」にも言えることなんだけど、きっと細かいネタをいっぱい仕込んでるんじゃないかなと思っている
コウが好きって言ってたバンドやアニメや漫画やHIPHOPとかからインスパイアした単語とかフレーズとか引用が、随所にあるんだろうなとなんとなく思っている
でも漏れは全然わかんない
わかんないことが悔しい気持ちもあるけど、でもわからないことでコウは他者であるという事実が際立って、それはそれで良いなとも思う
コウにはコウの見てる世界があって、漏れには漏れの世界があって、全然違う世界のはずなのにふと理解できる瞬間がきたり、なにかシンパシーを感じる瞬間があることがすげ〜しおもしぇ〜なと思うから
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何者
「卯月コウ オリジナルソング」と聴いてパッと思いつく、しっくりくる曲調だなと思った
好きだと語っていた邦楽ロックの、雑談BGMでお馴染みの「騒音のない世界」の、あの感じ
Bメロですこし落としたテンションがサビで解放され、落ちサビで無音からガッとギターを鳴らす……
ライブでバンド生演奏をバックに歌ってほしいと思っちゃうような曲だ
放課後シャングリラに比べ、個人的に落ち着いた心で聴くことができた
前者がリスナーに向けてだとしたら、こっちはコウのモノローグという印象がある
コウがぽつりぽつりと雑談でこぼす言葉を、拾ってるときと同じような感覚
全てをわかってもらおうとは思ってないんだろうなという言葉の後ろにある感情とか考えを類推する、あの感じだ
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卯月コウかよ
突拍子もない絵空事の質問、この漠然とした質問から始めるのがめちゃくちゃコウじゃんと思う
ここで聞かれてるのは、マジでガチで世界が終わるならあなたはどういう行動を取りますか?ということではなくて、世界が終わるっていう想像をしたとき何が胸に込み上げてくる?ってことなんじゃないかとふと思ってしまう。これ絶対伝わらないね?まぁいいか
そうなのか、と思った
自分から見た卯月コウは何者でもなくて卯月コウでしかないから、素直にそうか、と思ってしまう
コウのことを理解することができないことを確信する、コウの見てる世界のことに思いを馳せてしまう
たぶんきっと絶対、全然違くて同じ世界を見てる。知りたいけど絶対に知ることができない世界だ
ここで「僕ら」なの、ずり〜〜〜〜〜〜〜〜と思う。これはコウに対してっていうか、邦楽ロック、ひいては日本語に対してのずり〜〜〜〜〜〜〜〜かもしんない
ここまで他人事だった歌詞が、いきなりこちらを向いてくる。どこへ向かうんだろうね。しかも直後の歌詞が
いきなり刺すなよ!!!!!!!!!!!!!
クリティカルヒットだよこんなん
でもこの不意打ちで殴ってくる感じ、背後からいきなり刺される感じ、これが音楽だろっていう感覚も自分の中に確かにあって、そういう意味で気持ち良くなってしまう歌詞でもある。調教済みの豚どもがよ
コウはたまに、自分から見るとびっくりするほどポジティブでスケールがでっけぇことがある
価値観や話を聞いてる限り、自分が抱くのと同じような不安や恐怖を知っていそうなのに、どうしてそんなに前を向けるんだ?と思っていたけれど、もしかしたらこの歌詞は、その答えの一つなのかもしれない
色んな解釈が湧き上がってくる歌詞だ
というか色んな意味が込められている歌詞なのかもな
呼んだ痛みのことも呼ばれた僕のことも何もわからないのに、確かな情景が頭に浮かんでくるのが不思議でならない
良い歌詞だと思う、コウは何を思って歌ったのだろうか
君って誰!?!?!?!?と思いつつ、「君」こそが「鏡越しの痛み」なのかなと考えたりする
朝日が照らして消えていった存在と考えるとしっくりくるかもしれない
昔と現在、変化してしまった、消えてしまった感覚や感情への惜別に聴こえてくる歌詞だ
コウ、変わっちまったな……をめちゃくちゃ綺麗にした表現なのかもしれない(そんなことないかもしれない)
すっげー前向きに終わるの、嬉しいなと思う
単純な前向きじゃなくて、失ったものとか無くなったものを確認して、それで前に進むしかないなって言う一種の諦めみたいな前向きさを感じている
それってさ、エモいよねって、思ってしまう
単一じゃない、複雑な感情を込めた上での結論が前向きであるってのはこんなに勇気をくれるんだなと、改めて感じている
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コウが両面合わせて楽しんでほしいと言っていたことを思い出す
卯月コウの両面性、よりは、自分は曲から向けられている矢印の方向が真逆だと感じた。卯月コウという存在がいて、外側に向けての曲と内側に向けての曲。でも外向性と内向性って言ったらそれはコウの両面性になるか……
とにかく、何が言いたいかっていうと納得の両A面シングルってことだ
めちゃくちゃ良かった
無事に発売されて、こうして音源を聴けたこと、CDを手にできたことが本当に嬉しい
改めて、卯月コウ、関係者のみなさん。本当にありがとう
何度も聴くし、色んなことを考えたり感じたりすると思う
最後に、いつの日か、何かのイベントやライブなどで、この2曲を生で歌うコウを見られることを祈って、結びのあいさつとさせていただきます
あとにじぱぺも待ってる!
ぬいが来たけれど、満足はしない。オタクは強欲なのだ
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巻末おまけ YOUはどうしてウヅコウに?
おまけです
自分の立場(どういう流れでコウを応援するに至ったのか)をここで書いておこうと思う
こういう立場のオタクが書いた感想だよって残したいので。100%自分語りです、覚悟しろよ
漏れは卯月コウの配信をよく見てる(全網羅はしてない)
コウのこと好意的に見てる
他にもちょこちょこ配信見てるライバーはいるけど、配信をできる限り追ってグッズ買って公式番組やイベント出たら追って……てやってるのはコウだけ
でもファンとか名乗るのはなんかちげーって思う
コウが推し!とも言い難い。好きなライバー、好きな配信者って感じ
でも卯月軍団ってまとめられるとニチャ……てなる。そういう距離感にいる
コウのことは2018年秋冬あたりから知った
ニコニコの切り抜きで見かけたのが最初だと思う
『名取さなの「ビョッブボッビュ病院で!?」にmihimaru GTを見出した御曹司』か『江戸い喘ぎ声まとめ【卯月コウ激辛やきそば回】』が最初の出会いだと思う。どうかmihimaru GTであってくれ
でそっからたまに配信を見たり、お便り企画に応募したりしてた
でもコメントやチャットをしたことは無かったし、X(旧Twitter)アカウントを作ったりすることもなかった
なんていうか、卯月コウという演目が行われてる劇場があったとして、その劇場内には入らず、ずっとロビーの椅子に座ってるやつだった
卯月コウ?いいと思うよ。まッ漏れはガチで応援してるファンってわけでは無いが……
ていう、そういう距離感にいた。長いこといた
なんでかって言うと、コウが好きなもの、コウが語るものに自分が全然精通してなかったから
コウの考え方や世界の見方に興味があったけど、漏れはエロゲの話も萌えアニメの話もバンプの話もアジカンの話もポケモンの話も、わからなかった
なんというか、漏れに向かって話してるわけじゃ無いんだろうなと感じていた
チャットを見ると有識者たちが盛り上がってるから、この人たちと趣味の話で盛り上がってるんだろうなと感じていた
そこに自分が入るのはなんか、邪魔なんじゃないかなと思っていた
あと普通に怖かった。コウも軍団も
転機が来たのはアイナナだった
アイナナをコウがやるぞ!となったとき、初めて「自分が通ったことがあるもの」と「卯月コウ」が繋がった
アイナナは最初期にプレイしていて、2部までリアルタイムで追っていたコンテンツだった
で、自分が通ったことがある道を進む卯月コウがおもしろくておもしろくてしゃーなくて、アカウントを作った
ファンというか、インフルエンサー卯月コウのフォロワーとしてコウの配信や活動をガッツリ追うようになった
手描き切り抜きを投稿するようになったのも、自分の知ってるコンテンツをコウとガッツリ共有できて嬉しいという感情の高ぶりからだった
それからはコウが語った作品に触れたり、コウと一緒に初見のゲームを楽しんだりした
漏れが面白いと思ってたアイナナにコウが歩み寄ってくれたから、漏れもコウが面白いと言うものに歩み寄ろうと思えたのだ
しかもそのおかげでブルアカとかいう神ゲーに会えた、本当によかった
コウのことは好きだし、応援している
でも今でも、本当に話が盛り上がるのは漏れじゃないオタクたちとなんだろうなという思いが結構強くある
だからか、実は(実は?)コウのことをクラスメイト的に感じたことはあまりない
たぶん本当にクラスメイトだったら、ここまで長く深く関わることはなかったと思うから
クラスメイトのオタクグループにいる、よくわかんない話を仲間内で楽しそうにしてる奴
たぶんそれで卒業まで行くと思う。たぶんっていうか確実に
だから卯月コウが卯月コウとして、配信活動をしてくれている現状にめちゃくちゃ感謝している
配信者じゃなきゃ出会えなかった出会いだと信じている
卯月コウ、にじさんじに応募してくれてマジでさんきゅーな!
……謝🙏な!
以上、一般リスナーの自分語りでした。ここまで読んでくれてありがとな!