キッチリ写真
綺麗だけどなんか面白くないなあ、と感じる写真ありませんか?品行方正でいつも正論ど真ん中の作品、真反対の私はどうにも落ち着かない。
どういう訳かその全てがヨコのラインが真っ直ぐで大地と水平のキチッとした写真。この人はいつもこうやってものを見てるのかと息苦しさを感じてしまうんです。
またジャズなど音楽のライブの写真で、ミュージシャンが全てカリカリにピントの合った、まるで動物図鑑みたいに撮られてるのが多い気がします。完全にフリーズしたポーズで。
斜めに切り取ったり、多少のブレを活かしたりして、被写体の躍動感が迫って来る様な、そんな掟破りのパワフルな写真が最近少ないんです。
お行儀のいい写真がやたらと増えている反面で、写真の持つ生々しい迫力が失われている気がするのは私だけなのでしょうか?