雨の降った日

2020年2月26日、これまでで、(そしてこれからを考えても)最大の転換点を迎えた。大学からの放校だ。

2017年の入学以来、常に違和感を抱えていた気がする。理想像を追って大学に入学してしまった自分は、半年と経たずに環境の狭さと不自然な同質性に適応できなくなっていた。最も近い3人にはわけわからんことを言い放っていたような記憶がある。本当に申し訳ない笑

ただ、その時に感じていたことは多分間違っていなかったし、その先に今回の結果があることは確かだと思っている。

納得できないことを許容できなかった。違和感を放置できなかった。その正体を追い詰めた結果、沼にはまり、そして目移りした。それが今回の敗因だ。

周りと比べて圧倒的に不器用だった。余計なことを考えてしまうのも、最大効率で取り組めないのも、不安を呼び起こした。自分を守ろうと肯定意見を集めた結果、違和感が増幅した。結果、自分の思想と環境の解離に拍車がかかっていった。

そして12月にあった会議で決めた。納得できる範囲で取り組もうと。無理はしない。大事だと思うことに重きを置いて直感を信じる。受けた批判を自己肯定感に影響させない。

奇妙なほど冷静だったのはたぶんその決定のせいだ。最悪の事態を想定してなお、方針を転換しなかった。失うものを並べてみても、判断は変わらなかった。応援してくれた人たちへの謝罪はあれど、後悔はなかった。

今回の結果は「正しくない」かもしれない。それでも自分の判断は間違っていなかった。

面談へ向かう道で降っていた雨は、帰りがけには止んでいた。

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