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アイスを愛せ

「アイスは一口目で良いよね」、という意見を聞いてしばし驚いている。

私は相対的に言えばひどく飽きっぽい性格である。それは自負しているし都度何度も痛感している。 しかしながらアイスという一つの食事の流れの中で、飽きを感じたという覚えが記憶の中に一切ない。

食事一つ一つを覚えているかと言われればそんなはずはないが、相手はさぞ当たり前、あるある、一種の共通言語であるかのように話すものなのだからから、アイスという食べ物は本来そうあるべきものなのだろう。
だとすればアイスに対しての飽きという経験が自分の中で印象に残っていてもなんら問題はなくごく自然である。

ならなぜ彼らの中で当たり前であり、私の中でそうでないのか。

そう思うと気になって仕方がなくなってしまったので、アイスを買った。

まずは一口、




消えたのだ、目の前からアイスが。



わ、私のアイスをどこへやった!?


?「あなたがたべてしまいましたよ」






マジで誰だ






俺がアイスを愛せる理由は、そういうことだったらしい。


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中林宙昊
まだ中学生です