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英語読書39〜42冊目:Ender's Gameシリーズ

📕Ender's Game (Enderシリーズ4冊)

・Ender's Game (264 pages)
・Speaker for the Dead: Book 2 of the Ender Saga  (323 pages)
・Xenocide: Book 3 of the Ender Saga (449 pages)
・Children Of The Mind: Book 4 of the Ender Saga (369 pages)

著者:Orson Scott Card
対象読者年齢:12 - 15歳
購入:2018年5月2日、6月2日、8月16日、11月15日

SFです。 私はファンタジーも好きだがSFも好き。つまり、未来か過去か別世界の話が好き。

舞台は未来の地球。軍はエイリアンの侵略に対して準備をしてる。
少年Enderは、Battle Schoolの特別なトレーニングプログラムに選ばれ、厳しいトレーニングに臨む。Battle Schoolの子どもたちは世界中から集められたエリート。Enderは人類が求める指揮官になれるのか。裏でコントロールしている大人の真意は何なのか。

Enderシリーズ、とても面白かった。Teen向けだけど、子どもっぽい感じはほとんどなく、物語が作り込まれてて面白い。そしてだんだん考えさせられることが増えていく。Enderが優秀で(最初6歳なんだけど!)、孤独で、苦しんでて、陽キャじゃないのが良い。

地球に残っているEnderの兄姉も優秀で、12歳とかだけど大人より賢かったり野望があったり、政治をコントロールしようとしてるのだけど、子どもっぽく無邪気に「やっちゃおう!」みたいな感じではなく、暗い。そこがいい。

明るく、爽やかなスカッとする話が好きな人には向いていない。
主にスクール内で話が進むが、友情の話ではないし、熱い成長ものとも違うし、戦闘ものでもないし、なんだろうな。物語が好きな人におすすめ。

このシリーズは全5冊で、最後の1冊「Ender in Exile」はまだ読んでいない。それより先に書かれた、同じ世界の違う視点で語られている本などもあって(5冊もある)、それらを先に読むべきなのかもと迷ってしまい、迷った状態のまま、他の本を読み始めてしまったのだった。

と、この文章を書いていたらEnderがとても懐かしく思い出されたので、再読を始めた。ここ最近(2021年春)、続けてヤングアダルト向けのファンタジーを読んでいたのだが、面白くはあるけど「YAファンタジーっぽさ」にやや食傷気味なのだった。(ベストセラー本から探してたのが悪かったのかもしれない。売れるYA本のパターンというのがあるのだろう)

Enderシリーズを読んでると、作り込まれた物語ですばらしいなと思う。物語を読んでいる満足感がある。今回はEnderシリーズ 4冊再読 → The Shadow Sagaシリーズ 5冊 → Ender in Exile(Enderシリーズのラスト)の順番で読む予定。

読了した4冊は以下。