新しい挑戦、映画のWebサイトを作ります。

7月に入りました。

創業した会社も、いよいよ決算を迎えます。正直なところ胸を張って「1期目を終えました」とはいえないのですが、創業準備期も含めた1年間は、なかなか濃密な日々でした。

そんなタイミングで、新しい挑戦を始めます。映画に関するWebサイトを作ります。僕が映画を作るわけではなく、世の中の映画についてあれこれ語れるような「場所」を作りたいと思っています。

Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Apple TV+……

いわゆる配信系のサブスクリプションサービス全盛期で、誰もが気軽に、さまざまな映像作品にアクセスできるようになりました。19世紀末に誕生した映画という形式は、大衆芸術として広く愛されてきました。フォーマットが多様化する中で、「そもそも何が映画なのか?」「映画を楽しむとはどんな行為なのか?」という原点に戻ってきたとさえ感じます。

Culture Distribution. 
僕が貢献したいことを端的に表現すると、「文化を流通させること」になります。情報社会になった現在だからこそ、映画とひとをしっかりと繋げるような役割が必要なのではないか?と思っています。

「繋げる」とはどういうことか。色々な観点があるのですが、とりあえずひとつだけ具体例を。

本日(2022年7月1日)に上映開始された、「わたしは最悪。」という映画について。2022年のアカデミー賞で、国際長編映画賞と脚本賞にノミネートされた作品です。早速観に行きましたが、とても素晴らしい作品でした。

(「映画.com」より。2022年7月1日時点のもの)

しかし残念ながら、47都道府県のすべてで上映されているわけではありません。東北、甲信越・北陸、中国・四国地方に住む人たちは、そもそも物理的にアクセスが難しいわけです。

もちろん映画館もビジネスですから、商業的に収入が見込める映画でないと上映するのは難しいのは理解できます。「日本の映画館はひどい!」と結論づけるつもりは全くありませんし、むしろ全国各地で営業を続けている映画館のことを応援したい気持ちでいっぱいです。

映画に関するWebサイトをひとつ作ることで、それが解決できるのか。残念ながら難しいでしょう。

冒頭で、僕は「場所」を作りたい、と書きました。

Webサイトは、場所のひとつに過ぎないと考えています。Webサイトはひとつのきっかけになるかもしれませんが、それだけでは不十分です。間違いなく。

多くの人にとっての「場所」となれるよう、起点となれるようなアクションをたくさん作っていきます。このnoteでも発信を続けていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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ほりそう / 堀 聡太
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