【お知らせ】BLOGOSにnoteの記事を転載いただきました。
有難いことに、「選挙に行かないと67万円を無駄にする」というnoteの記事を、オピニオンメディアのBLOGOSに転載いただきました。
普段チェックすることが多いメディアなので、連絡をいただいたときは非常に嬉しかったです。
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同時に、選挙や投票に関するリテラシーは未成熟で、社会全体で啓蒙の余地があると感じています。
なぜそう思ったかというと、
・戦略的な投票Tipsを紹介する人やメディアが少なかったため
・一部コメントに「野党誘導では?」というものが散見されたため
の2点です。
乱暴にまとめると「各候補者のウェブサイトをチェックして、自分の考えに合った候補者に入れよう」といった声が多かったと思います。もちろんそれは大事なことなのですが、その見極めが非常に難しいのが現実だと思います。また「数の論理で政策決定が決まる」といった現実にも触れていません。
もちろん政治家一人ひとりの活動も大事です。ですが、政治が運営される状況を想像していただき、どの政党がどれくらいの議席を持つのがベストなのかを意識しておくことが大切だと感じます。
Tipsというと言葉が軽いですが……。リテラシーを高め、有権者の啓蒙を行なっていく活動が大切だと感じます。
「野党誘導では?」というコメントは、いみじくもリテラシーの低さを証明しています。発言者の意図内容を明確に否定はしません。そういう側面もあるのは事実だからです。
しかし、実際のところ、有権者は健全な批判精神を持ち合わせた上で政治(選挙)に臨むべきです。
例えば「コロナ禍だから公約通り市民に10万円払った」という政治家がいたとします。それに対して諸手を挙げて支持するのは危険です。その10万円は、その自治体の財政基盤を圧迫し、本来投資すべき予算が削られて捻出されている可能性があります。そこに疑いの目を向け、説明責任を求めるようなアクションを有権者側からしていくことも大事なわけです。
昨今の「推し」カルチャーに逆行する話になります。ですが、どんな政治家、政党も100%妥当性の高い意思決定をしているわけではありません。
というか100%妥当性の高い意思決定なんてないのです。
「それはおかしい」と感じる有権者があなた一人だったとしても、それを伝えることは意義があることです。その他大勢に配慮する必要はありません。民主主義では少数派の権利は保障されているのです。
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昨日の都議会議員選挙、かなり見応えがありました。
例えば目黒区では、定数3を、都民ファーストの会、公明党、立憲民主党で分け合いました。3位の立憲民主党の候補者と、4位の共産党の候補者の票数差は、なんと6票です。
東京という、1,000万人規模の大都市の選挙であっても、こういったことが起こる。
しかしながら雨天の影響か、投票率は過去2番目に低い42.39%でした。50%以上の人が、67万円を無駄にしているわけです。実にもったいない。
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今秋には衆議院議員選挙も予定されています。
僕自身も政治について学びを深め、微力ながら、このnoteでも発信できればと思っています。政治や選挙に関心を持つ人が増えますように!