不可抗力な出来事に弱い
まさに先週、僕の身におきた怪我は不可抗力だった。
ようやく、今週木曜日に抜糸ができた。残念ながらまだ傷跡は残っており、しばらくは絆創膏を手放せない生活が続く。
今振り返っても、僕にどうこうできた余地は少ないように思える。同じ瞬間、同じことが僕の身に起こったら、おそらく再び怪我をするだろう。
「睡眠不足で交通事故を起こしてしまった」というようなケースとは違う、不可抗力性の高い出来事。
悪いことは続くもので、今日は駅前の駐輪場に停めていた自転車がパンクしていた。停めるときは何の問題もなかったので、駐輪場付近でガラスでも踏んでしまったか、はたまた、いたずらか。
いずれにせよ、僕にはコントロールできない不可抗力な“不幸”だといえるだろう。楽しく充実した思いで帰路についたのに、絶望するくらい悲しい出来事だった。
こういう不可抗力な出来事に、僕は弱い。
幸運なことに、「自分が何とか頑張れば、何とかなってきた」という人生を送ってこれていたからだと思う。予定通りにいかない不可抗力な出来事は、僕をイライラさせるし、絶望のどん底に追いやる。
息子が小さいときは、毎週のように高熱を出して嘆息したものだ。そのときに気付いた。「ああ、自分では何ともできないことが、人生には幾度となく訪れるものだ」と。
息子も成長し、そんなに高い頻度で病気になることも少なくなった。でも、不可抗力な出来事は日々発生する。
本当であれば「こんなことも、まああるよね。仕方ないけれど」なんていう心の余裕を持ちたいところなんだけど、ところがどっこい、人間というのはそう簡単に順応できるものではない。
しばらくは、まだまだ、不可抗力な出来事にヤキモキする毎日だろう。「まあ、仕方ない」と諦められるようになる自分になれますように。
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