スマート名刺「United Card」は、紙の名刺をなくすかもしれない。
きっかけは、ジャーナリスト・堀潤さんのツイートでした。
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「名刺を管理する」とは?
そもそも「名刺を管理する」という行為は、2020年代にも引き続き残るのでしょうか?
確かにセールス担当者であれば、相手がどれくらいの決裁権を有しているのかを確認することは大切でしょう。また時を置いて商談に繋がることもあり、過去の商談相手との「縁」を定期的に掘り起こすようなアクションは必要かもしれません。
ただ、その起点が名刺である必然性はないかもしれません。オンライン商談が増え、物理的な名刺交換ができなくなった今、改めて名刺そのものの必要性が問われているように感じます。
紙の「名刺」に書かれている情報とは?
名前、会社名、部署名、役職、メールアドレス、電話番号、会社のホームページURL。
かつての商談であれば、それだけあれば十分でした。「サービスが良ければ使う」「安ければ採用する」などが成約の条件だったからです。
ただ昨今のSDGs隆盛は、企業の社会問題への意識を格段に高め、サービスを「選ぶ」理由を多様にさせています。
ジェンダー、気候変動、サステナブルへの意識など、モノやプロダクトにどれだけ反映されているかが事前に周知される必要があります。
ホームページだけでは、質量ともに伝えるには不十分です。
Twitterで日々発信したり、noteでサービスへの想いを伝えたり。今であれば、YouTubeやTikTokなど動画が効果的です。これらの情報を、紙が網羅するのは不可能です。
スマート名刺という選択
ということで、スマート名刺「United Card」が役立つかもしれないという話になります。
オンラインショップで3,300円(名入れの場合は3,800円)で購入、届いたらスマート名刺に自分の情報を登録すればOK。
読み込むと、こんな感じで情報が出てきます。
Instagram、TwitterなどのSNS情報も広く登録ができます。(現時点でnoteの登録ができないのは残念ですが)
「連絡先をダウンロード」をクリックすると、自分のスマートフォンに電話帳登録ができるという仕組みです。
「Sansan」や「Wantedly People」のようなアーカイブ性がないのは残念ですが、SNSをフォローしてもらえれば、情報を継続的に伝えるチャンスになります。
もちろんスマート名刺が一般的になるには、プロダクトが十分に普及、マーケットにおいてキャズムを超えていく必要があります。
今のところそこまで普及するような気配はないですが、こういったものは何がきっかけで広まるか分かりません。新しいもの好きな人から徐々に使い始めていくということもあるでしょう。
名刺をデザインする必要がない
個人的に良いなと思うのは、デザインが既に決まっていることです。
紙の名刺の場合、やはり何かしらのデザインをしないといけません。クラウドソーシングにせよ社内のデザイナーにせよ、決定までそれなりの時間がかかってしまいます。(質にこだわればこだわるほど時間がかかります)
僕はこれらのプロセスが大の苦手でした。
その点、スマート名刺のUnited Cardは楽なものです。数種類の色のバリエーションから選ぶだけ。発注から2週間程度で、なかなかかっこいいスマート名刺が届きます。
気になる方は、ぜひウェブサイトもチェックしてみてください!名刺を印刷し過ぎる…みたいなこともないので、サステナブルの観点からもGOODかなと。