bonobosを聴いて心が踊る(2019年3月に良く聴いた音楽)
新年度最初の週末、いかがお過ごしでしょうか。
僕は家族と一緒に新宿御苑で花見をしたり、赤ちゃん連れでスタバでゆっくりしたりと、休日らしい休日を過ごしている。わりとリラックスして休めているのは久しぶり。先月はけっこう気が張っていたんだと実感する。
そんな3月だったものの、音楽と本については良質な体験ができたと思う。
冒頭に挙げているFoalsとbonobosの新作は膝を打つような快感があり、文句なしにお薦めできる。もともと好きなアーティストだけど「ああ、やっぱり面白い!」と新作聴くたび思えるわけで。これって幸せなことですよね。
なんでこの音楽が好きなんだろう
なかなか言語化するのが難しい問いで、深く考察はできていない。
敢えてシンプルにまとめるならば、Foalsもbonobosも「リスナーの期待を超えた仕掛けを『音』に込めている」姿勢にあるのではないかと思う。
決してビートが速いわけではない。
ダンスロックに振り切ったサウンドなわけでもない。
どちらかと言うと一部のマニアだけが喜びそうな曲調だったりするのだけど、それを衒いなく提示するところにミュージシャンとしての矜持を感じる。(もちろん葛藤もあるだろうが)
bonobosの歌詞を引用する。
音と音が重なるの中で、さりげなく乗せられる声の気持ち良さよ。
描かれている「He」と「She」を想像するだけで、心踊る気分になるよ。
ダンス踊る鳥の風切るフラジオ
背骨のような川を遡るその官能
アルペジオ
街の奏でる過去と今とが同じ指で連なる
She's coming back
書き足されていく未来詩の枝を蹴り羽ばたく姿
(bonobos「アルペジオ」より)
bonobosに関しては、たぶんフェスも含めてライヴを観たことがない。「オリハルコン日和」くらいから気になる存在だったけれど。
The Japanese Houseで癒される
The Japanese House「Good at Feeling」が待望のデビュー作とのこと。
ゆるい音の連なりの中で、微睡みが永遠に続くような多幸感に何度も癒された。全てが美しくて、何となくSigur Rósを初めて聴いたときのことを思い出した。
絶賛ワールドツアー中らしいが、日本公演は未だっぽい。
せっかく「Japan」がついているのだから、ぜひ来日してほしいな。
LOUIS TOMLINSONは解散したOne Directionのメンバー。
1D自体を聴いて来なかったので比較はできないが、しっとりと聴かせる王道バラードが胸に染みた。
Suchmosは何度も聴き直している
「PSYCHO-PASS」繋がりで聴いているTK from 凛として時雨は、言うまでもなくヘビロテでした。早くライヴ行きたい。
Suchmosの新作「THE ANYMAL」は、過去の「STAY TUNE」や「VOLT-AGE」と全然違っていて、まず驚きがあった。洗練されたシティポップを期待する人は早々と匙を投げてしまうかもしれない。
僕自身はなかなかSuchmosから離れられずにいる。「We're just animals」の真意を推し量るべく、今日も頭を捻っているのです。
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まとめ(紹介した6作品。プレイリストはこちら)
・Foals「EVERYTHING NOT SAVED WILL BE LOST - PART 1」
・bonobos「アルペジオ」
・LOUIS TOMLINSON「Two of Us」
・The Japanese House「Good at falling」
・TK from 凛として時雨「P.S. RED I」
・Suchmos「THE ANYMAL」
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過去の記事もリンク貼ります。
もし良ければ併せてご覧ください。
1月(ボヘミアン・ラプソディ、凛として時雨、THE 1975など)
2月(King Gnu、LOOΠΔ、Underworldなど)