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2021年6月からのTsukuba Place Lab営業について

結論から述べます。
co-workingからco-Livingにリブランディングします。

はじめに

6月中は営業日を限定させていただき、ハードの整備も同時に進めていきます。概ね月木土は開けていく、その他は都度調整というスタイルになるかと思います。詳細はHPのカレンダー及びfacebookページでご確認いただければ幸いです。7/1(木)には正式にリニューアル/リブランディングオープンさせます(思い返せば2016年12月1日も木曜で、オープニングパーティは12/1(木)〜4(日)の4日間実施したなあ…懐かしい)

6月にご利用予定だったみなさまには引き続きご迷惑をおかけいたします。また6月には開けると言っての突然のおやすみだったので気にかけてくださっていたすべての方に対して申し訳ないです…。引き続きご理解ご協力のいただければ大変嬉しいです。

ただ!これだけは!冒頭大きな声でお伝えしたいのですが…
閉業していません!し、今後もLabは運営し続けていきます!ということだけはお伝えさせてください。紛らわしい発信&珍しくあまり情報をしっかりとオンタイムで公開できておらずすみません!Labはなにがあろうとも閉じるつもりがないので、それだけはまず冒頭でお伝えしとかねばと。

さて。

26日間の”長期間”おやすみしました

2021年5月6日より、5月いっぱいの通常営業をストップさせていました。

5/7(金)〜5/31(月) Tsukuba Place Lab...

Posted by 堀下 恭平 on Thursday, May 6, 2021

2016年のオープン以来こんなにも長くおやすみをいただいたことは初めてでした。とは言え、貸切利用については引き続き受け付けていたため、結果”おやすみ”をいただいた26日間のうち21日分は開けていて、もはやいつも通りだったのでは?と思いつつも。しかし、明確に、はっきりと”Labは営業をおやすみしていたのだ”という意識が強く、それは”偶然の出会い”が少なかったことに起因しているのだと解釈しています。

内部的イベントによる貸切利用は偶然の出会いを生まないことを再度認識。やっぱり”作業”を黙々とする人が集まっても、偶然による”出会い”は生まれないということについて改めて考えを巡らせていたりもしました。

再開に向けて

冒頭及びかねてからお伝えしていた通り、本日6/1(火)から現場を開いていきます。

結局のところおやすみの間にできたことと言えば…机を5つ処分したことくらいかもしれません(おかげでだいぶ空間が広くなり伸び伸びとお昼寝がしやすくなったと思います!)

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もちろん、なにも考えなかったわけでもないし、アクションしなかったわけでもないです。と誰にでもなく自分に言い訳を。

今だからこそ、特定少数が集う場としてより”密度”を持たせるために食を中心に据えるべく飲食営業許可を取得するための改修を試みたり、IKEAとジョイフル本田を行ったり来たりしながら、ハードとソフトのリブランディングを画策しておりました…。

できれば大々的に、仕組みはもちろん見た目にも大きな変化とともに、多くの仲間と一緒にリニューアルオープン!な今日にできればいいなと思いつつ、また最低限でも”いつも通りに”7:00の朝投稿をfacebookからできたらいいなと思いつつ…できなかった。いつも通り言い訳がましい文章で、今後の方針について少しずつ、綴っていこうと思います。

まず、今までのLabはなんだったのか?

”人と人とが出会い、何かを発露する場として運営したかった。偶然性に賭ける。そのための金銭的機会損失を喜んで受け入れる”

詰まるところ、筑波大学すぐそばのコワーキングプレイス Tsukuba Place Labはコワーキングスペースではなかったし、それを可能たらしめていたのは年間350回以上つまりほぼ毎日開催し続けてきたイベントによる色付けと超高速での新陳代謝の結果、人の往来が限りなくスピーディかつシームレスに行われ続けてきた空間だったのかな、と。そしてそれは限りなくサステナブルではない場でもあって。これは1つ重要な視点だと個人的には思っています。サステナブルな共創が叫ばれる今(だと思ってる)、だからこそサステナブルさを追い求めないスタイルの場や組織があってもいいと思う。もっと生き急ぎ続けていきたい。これはおやすみしてみて改めて思ったことの1つ。

2017年に『地域経済が抱える問題点とその解決方法について』、2018年には『元生物講師がまちづくり会社を学生起業し、生態系を学び考え実践し続けた8年間。』という文章にまとめておりますのでご参照いただければぼくのコミュニティに対する背景や影響を受けている考え方についてまとまっていると思います。もっと根源的部分は『他人の挑戦を笑うな』からどうぞ。

基本的なぼくのスタンスはこの11年間ずっと変わっていなくて、あらゆる挑戦を応援するために必要なこと、必要だとぼくが感じたこと、場に漂う”もっとこうしたい!”をカタチにすることがしたい。そのために、あらゆる挑戦を応援する場 Tsukuba Place Labは、ぼくにとって最適な場でした。

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でした。

不特定多数を一度に詰め込む、いわゆる”密”こそがイベント企画運営者及び場のオーナーとしてもっとも求めている環境でした。密でこそ熱狂発狂するし、密でこそ人と人との出会いが偶発的に起こりやすくなるし、密でこそあらゆる化学反応を仕掛けやすかった。

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3周年だよ!全員集合!

結局これからのLabをどうしていくのか?

作業空間から脱却します。
この5年間でコワーキングスペースがつくば市内に結構増えました。天久保エリアに新しく生まれた場はどこも学生無料かな?と思います。ぜひ作業はそちらで行っていただければいいかな!と心から思っています。快適な作業空間も、デザイン系の仕事との接続がよさげな場も、僕が知っているだけで3軒ほど生まれています。あとは研究室や大学の図書館ももちろん無料ですし。うちは引き続きお金をとります。絶対に。ここだけは譲らない、大切なポイントです(こちらソフトなので後述します)

何はともあれLabは作業空間ではなくします。

そのために…
▶︎ 机を捨てました
▶︎ めっちゃ座り心地のいいソファを入れます
▶︎ 変わらずコーヒーを、新たに各種ドリンクやフードを自由に提供します
▶︎ フード/ドリンクを挟んで対話しやすいバーカウンターを新設します
▶︎ ゆったりとした気持ちで気軽に発話していい図書スペースをつくります

ざっくりとハードの変更はこんな感じです。

あれもこれもしたいことはあるし詰め込みたいけれども。そこは”たかが”19坪という狭いLabです。それでもできる限りを詰め込んでこそ、目的ではなく手段としての多様性が担保できるかな、と思いやっぱり詰め込んでいきます。

そして仕組み、ソフトの話を。先述の通りお金はとります。それは自己投資であり、経済を動かす仕組みであり、もっとプリミティブに自身のモチベーションをちょっとだけ上げる仕組みでもあり、”みんなでつくる、みんなの場”Labに対して価値提供していただき一緒になって場をつくっていきたいからです。ぼくは真剣に目の前の人に自分の人生リソースを割いていきたいが為だけに、有料であり続けます。

偉そうなことを、大きなことを言ってはみたものの、利用料金は変えません。今まで通り1日使い放題(途中退店しようとも同日中であれば何度でも帰ってきてOK、もちろん追加料金なし)で学生300円、一般500円です。売上を立てるためではなく、機会や時間に対してお金を払う意思のある人だけが集まってくれればいいから。

”異なる価値観が出会う、アイデアを共有できる場。人と人とを繋ぎ、やりたいことを実現していくための場”にするために。

作業空間でなく、もっと自由に語り合える場として。

5年前はイベントをたくさん開催し続けている”コワーキングスペース”でよかったけれども。今改めて、枠組みを与えるとするならばco-Livingです。より自由に誰をも受け入れられる場として、あらゆる挑戦を応援していきたい。そう思っています。

まとめに

なんか色々とぐるぐるしたけれども、結局行き着く先は「場に価値はない、場に集う人だけが価値だ」という原点回帰の繰り返しでした。だがしかし、運営者として、場への集わせ方の設計は今一度メンテナンスが必要な時に来たのだと、そう納得しています。社会情勢はもちろんのこと、個人的にも次のステップへ進みつつ。だがしかし同時に、場は、開き続きていることそれだけが重要であって、そのための充電期間だったのだとすれば、10年20年スパンにおいては取るに足りない問題や状況なんだと、そう思っています。


うーん、やっぱりカッコよくないどころかダサい文章になってしまった気がするぞ。まあそれでもいいか。現場なんてだいたいそんなもんだ。カッコいいこと言うにはまだ20年くらい早いか。

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