ローカルで想いをカタチにするために_

自分と向き合い、人と人とをつなぐ。

デザインするということ

ぼくはTsukuba Place Labで”コミュニティマネージャー”をしています。

年間350本以上、オープン以降1年4か月で450本以上ものイベントに企画 / 運営 / 登壇いずれかでかかわり続けてきた日々でした。

そんななかにあって気づいたことをしっかりと落とし込み伝えていこうと思い企画している”イベント”が『イベントは如何にして”失敗する”のか』です。

ハウツーについて話しつつエモーショナルな感情を上乗せする、のがこのイベントのやり方です。それは今のぼくが最も得意なカタチだから。半年後にはきっと別のアプローチをとれるようになってるはずだし、あるいは巡り巡ってもっとうまく、この手法をとれるようになってるかもしれない。いずれにせよ、特にこれからの半年はさらに日々インプットし、時々刻々とアウトプットしていくため、圧倒的に成長しているはず。否、成長していたいと願っている自分がいる。だからこそ、成長していなければならない、と思っています。

例を挙げれば、江本さんとの交換日記noteはその最たるものだし、Tsukuba Place Labファングループで毎週火曜日に発信しているLab通信もそうだし、日々のfacebook投稿もそう。とにかく日々のインプットを可能な限り自分のなかで咀嚼し、わかりやすいカタチでアウトプットする。トライ&エラーのPDCAサイクルをとにかく誰よりも早く回して、カイゼンを繰り返す。そしてなによりそれ自体を意識することで自分に対してハードルを設ける。ハードルを日々高くしていく。日々の成長を感じられないと、疲れてしまうから。強くなるために自分にハードルを設け、やさしくあるためにそのハードルを自分にだけ向ける練習。そんなことを考えています。なかなかうまくいかないことばかりだけれども。


少し細かいところをまとめたいと思い、はてさてこれはfacebook投稿かTwitterに垂れ流すかnoteに書くか…ちょっと迷ってnoteにした次第です。

というのもいつもお世話になっている健幸エンターテイナー守屋さんが先ほど(4/21(土) 11:00頃)facebook投稿された内容でぼくの情報発信の仕方について言及してくれたことからはじまっています。

最近では、堀下 恭平くんの投稿をよく目にします!
彼の発信方法やその分析は、私にないスタイルだったからこそ、とても参考にしてます!
何を参考しているのかというと、他者を自分の投稿と関連させる流れが自然で、負荷がなくて、かつ嫌らしくもなく、
第三者として観てても、受け入れやすい?感覚があるんですよね!

恐縮です。ありがとうございます!

そしてぼくはコメント欄にて下記内容を返信しました。

ぼくもfacebookにおける情報”発信”については正直めちゃくちゃ考えています。適当に見えるように、日々常にずっと考え続けています。(みたいなことは普段絶対に言わないんですけどね。笑)
ぼくの場合は「影響を与えず価値を与えたい」というのが必ず根底にあります。すると自然、あたたかく巻き込む”必然性”が生まれます。巻き込まれる人が負荷なく、周囲の方々にとって違和感なく、そしてなにより自分が楽しい発信をしたいなぁと思っています!

できないことばかりで本当に日々悶々としているけれども、詰まるところ、考え続けてトライ&エラーを繰り返しているだけなんですよね。

そう考えている最中であるまさに今、1つイベントを立ち上げています。

まさに今イベントページを4人で作成しているところ。本日中にローンチする予定なので詳細はもうしばらくお待ちください。

今回イベントページのアイキャッチ画像(上記画像です)はぼくがつくりました。先述の通りLabでは年間350本以上のイベントが立ち上がり、都度facebookイベントページを立ち上げることがほとんどです。すると自然、アイキャッチ画像が必要なんですね。

センスがあるかどうかの議論以前にツールとしてのIllustratorやPhotoshopの挙動についてほとんど知識がないままLabをはじめてしまいました。俄然困りました。

うんうんと唸りながらできないながらに繰り返して1年半、”ぽい”ものをつくれるようになってきたかもしれない…いやでもやっぱりセンスないなぁ…くらいまではできるようになったと思います。

「ふふ、どうよ?努力すればできるようになるんよ」
とか言いたいわけではありせん。今回話したいのはそういうことではなくて。

このアイキャッチ画像を作成するにあたって40パターンくらい案をつくってるんですね。誤解のないように補足すると、全く違うデザイン案を作成している、という意味合いにおいてではありません、ごめんなさい。繰り返しになってしまい恐縮ですが、ぼくはデザイナーじゃないので、そこらへんは今の自分には無理なんです。

そういうことではなくて。実際に作った案をベースに話すと、

タイトルをゴシックにするか明朝にするか、名前の表記を漢字にするかアルファベットにするか(そもそも入れるのかも含め)などなどそんなところです。

「いやいやデザイナーとしては当たり前すぎる。別にデザイナーじゃなくともそんなことは誰でもする」とか聞こえてきそう。

ぼくもそう思います。

だけれども、言いたいことはそこではないんですね。

デザインする人にとってそのトライ&エラーが当たり前になっていることそのものがすごいことだと思うんですよ。僕は今回、結局みんなの名前の表記を最後の最後に漢字からアルファベット表記(Segoe Printフォント)に代えました。理由は会場となるTune Hakodate Hostel & MusicBal のバルがかなりシックでカッコいいと思ったから。

個人的には漢字表記の方が好きだったけどなんとなくTuneの雰囲気としてアルファベット、そんな気がして調整しました。

まだまだ、きっと至極当然のことを言ってるだけなのですが…


デザインでは当たり前だけど、コミュニティでは?

デザイナーにとって当たり前のそんな業務フローがひとたび”コミュニティマネージャー”になった瞬間、どんな手法でどう価値を提供するのかがマニュアル化もされていないし、見える化されていない、という問題にあたります。

そう、コミュニティマネージャーはなにしてるのかわからないんです。

コミュニティマネージャーって悲しい?

だからオーナーがコミュニティマネージャーの場合は”とりあえず”カタチとして成り立つ。だけれども、どんなに必要とは理解していてもコミュニティマネージャーを”雇う”のはなかなかに難しいスキームになってしまっている。その効果を測りづらいから。


効果が見えないものは切りやすい。

だからこそ、少しずつ自分のフェーズを推し進めていきたいと思っています。それは具体的に言うと、コミュニティマネージャーとしての最大限のアウトプットを出すだけでなく、経営者としてコミュニティマネージャーがつくりだす価値を最大限に”見える化”していくこと。

優秀なコミュニティマネージャーがコミュニティを如何にして紡いでいくのかを誰にでもわかるように見えるようにする。それはコミュニティの盛り上がりかもしれないし、コミュニティの構成人数の多さかもしれないし、多様性かもしれないし、稼いだお金かもしれないし、地域を超えた構成員をつないでいることかもしれないし、組織が早く成長することかもしれないし、誰もが幸せを感じられる状態をつくり出し続けることかもしれない。

結局、そこに答えはやっぱりないから。だから正解をつくっていく。

シンプルだ。結果さえ出せば他人は称賛する。

例え過去に批判し非難していたとしても。


だからコワーキングなんだ。

コワーキングスペースをなぜ運営しているのか正直分からなかった。

だけれども今、なんとなく輪郭が掴めてきた気がする。

目の前の、かかわり続けたいと思う人からお金をいただき、可能な限り最大化して還元していきたい。そういうことだと思う。

コンサルの仕事を7年していても、どうしても感じられなかったことがあります。「この仕事でだれが”どれくらい”幸せになっているのか」ということ。

コワーキングは日々、みんなが日常を持ち込む場だから。
彼らの日々を、そしてその延長線上にある将来を、一緒に見ることができる。

それがなによりも嬉しいし、価値を最大化したいと思う。

そのために、ぼくは目の前の方からしっかりと自信をもってお金をいただくとともに、その行為そのものをしっかりと”デザイン”し、価値を見える化することでしっかりとコミュニティマネージャーの価値を世に示したい。そう思いました。


人と人とをつなぐということ。


来週4/26(木)にアイセック筑波大学委員会の子たちと企画している夏季インターン派遣事業のための説明会イベントを開催します。

「人と人とをつなぐということ。」というタイトルで如何にして人と人とをつなぐのかについてお話しさせていただきます。この仕事に誇りを持っているし、なによりも”まち”にとってこの仕事が絶対に必要である、という自負があります。だからこそ、今までは苦手だからと逃げてきた「明文化すること」や「マニュアル化すること」などによる見える化、すなわち本当の意味での価値の共有を推し進めたい、そう考えています。

属人的な個人の価値ではなく、学びはチームに還元し組織が伸びていくために伝え教え汎用できる価値として、人と人とをつなぐことをしっかりとつくりあげていきたい。


弱い自分と向き合い続け、人と人とをつないでいくために。

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