a16z Gamesとのイベント開催振り返り
2023年10月13日にサンフロンティア不動産、East VenturesとZ Venture Capital(以下、ZVC)で共同運営しているコワーキングスペースHive Shibuyaにて、a16z Gamesチームを招いてイベントを開催しました。
2週間前にLumaにて開催をアナウンスしたところ、投稿後3時間ぐらいであっという間に定員100人を超える応募がありました。すごい勢いでした。今回応募多数が予想されたので、抽選制とさせていただきました。参加できなかった皆さん、ごめんなさい。
今週はa16zが来日し、Time to Buildというイベントを開催し、岸田首相もスピーチを行うなど、東京にa16z旋風が吹き荒れた一週間でした。仲良くさせていただいている米国のGFRファンドの筒井さんから、「a16zがZVCとミーティングしたいと言っているのでお繋ぎしても良いですか?」とご連絡いただいたのが始まりでした。メールで繋いで頂いた際に、ダメ元で私から「日本であなた達の話を聞きたい起業家が沢山います。我々で集客をするのでミーティング時間の1時間半を、30分打ち合わせ・1時間のオープンディスカッションの形式でイベント開催したいがOKでしょうか?」と聞いたら、あっさり「OK」の返事をもらえました。
そこからEast Venturesの皆さんに協力いただき、集客を開始。また、事前に日本のゲーム市場の紹介及び注目スタートアップをピックアップしたプレゼンテーション資料をZVCの亀岡さんに突貫工事で準備いただきました。資料作成にあたり協力していただいた、ドリコムさん・コインチェックさん・Clusterさん・Kyuzanさんにはこの場をお借りして重ねてお礼申し上げます。
今回の我々のイベント前日にa16z主催のパーティーが開催され、ご招待いただきました。中座しなくてはいけなかったのですが、参加者の方から、下記のような内容を聞いて少しドキドキしちゃいました。
a16zのメンバーは日本のゲーム市場についてかなり詳しい
VTuber市場についてもかなり研究している
日本では投資機会が少ないという印象を持っている様子(投資検討時にExit Valuationが$10B見込めることが必要と考えている)
事前打ち合わせでゲーム市場についてインプットしてもあまり意味がないなと帰り道で判断し、イベント直前の時間はAndrew Chenを始めとするメンバーと日本のスタートアップシーンの課題や、将来の可能性についてディスカッションするほうがいいな、と思いました。
日が変わり、13日(金)。朝早くからEast VenturesとZVCのメンバーに会場の設営を手伝っていただきました。前のミーティングが長引き、a16zチームの会場入りが10分ほど遅れてしまいましたが、簡単な自己紹介を済ませた後に日本のスタートアップシーンについて意見交換をしました。
日本のスタートアップのバリュエーションは何故米国のスタートアップに比べて低いのか。なぜ、米国のVCは日本のスタートアップに投資しないのか、といった内容についてざっくばらんにディスカッションしました。
米国出身でなくてもグローバルで成功した会社は沢山あります。AtlassianやSupercell、CanvaやSpotifyなどなど。グローバルサービスになることはMUSTで、その上で誰にでも理解できるサービスになっていることが必要だね、と話をしました。日本のスタートアップがより高い企業価値になるためにはTAMを海外に広げていくことは必須ですね。
歴史を振り返れば世界経済を日本企業が席巻した時代がありました。ホンダやSONYはなぜ米国に進出しようとしたのか。この辺にヒントがあるのかもしれない、という話もしました。創業者のマインドセットなのか、それとも他の要因なのか。世界的に、米国の次にユニコーンを輩出している国はイスラエルだと。(直近では中国がカットインしていますが)
Startup Nationを研究すると良いだろう、というアドバイスももらいました。
私からは、ゲームやVTuberといったコンテンツ領域においては日本には素晴らしいIP開発能力があるので、捨てたものではないのでチャンスはあると思うという話をしました。彼らも同様の見解を示してくれた点は嬉しかったですし、個人的にもっとこの領域の投資、スタートアップサポート力を磨いていかないといけないと強く感じました。
もっと沢山議論したかったのですが、イベント開始時間になってしまいました(笑)
そこからは決してうまくない英語で、不慣れな英語MCにてイベントをぐるぐる回すことで必死で、イベントの中身はあまり覚えていないです(涙)心優しい参加者のメモをお待ちしております(笑)
最後に運営事務局とa16zとささやかなランチ会をCentrumさんに会場協力いただいて開催しました。個人的に今回のイベントでお願いしたかった、自分の共著とAndrewの著書を持って記念撮影をしてお別れをしました。
偉大な投資家、チームと2時間一緒に過ごしましたが、自分の目線がめちゃくちゃ上がりました。そしてもっと勉強して、情報収集して、投資仮説を作って、起業家のサポート力を組織で磨いて、情報発信して、上を向いていこうと思いました。英語の上達も。。。(汗)
イベント準備に協力してくれた関係者の皆さん全てに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!また面白い企画をやりましょう!
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