【マンガ】億万長者になりたくてジャンプキャラにタピオカミルクティー飲ませてみた
このマンガは、今参加しているマンガの学校
#コルクラボマンガ専科 の #マンガ課題 で描いたものです。
課題内容は、
課題:『自分の好きなキャラが初対面の人に会ったときの自己紹介を4~8Pで描く!』
厳密には今回描いたものは自己紹介って感じではないんですが、キャラが伝わるシーンを描く課題。と捉えました。
キャラが立っている人物は、どんな状況でもその人らしさが出る
→ならば、
①身近で現実的な、僕らの生活の中にある状況でも、きっと彼らは彼ららしくなる
②複数のキャラが出ることで、差が際立つ
のではないか?
では、
→最近流行っているものと出会わせてみよう
→タピオカ最近流行りすぎだよね
ということで、タピオカを複数のキャラに飲ませてみたらなんて言うんだろう?という切り口で考え始めました。
とはいえ、主人公にも「主義」が必要
タピオカを飲むきっかけは、オリジナルキャラクターに作ってもらいたい、と考えました。どう頑張っても自発的に飲まないキャラからリアクションを引き出すためには必要でした。なにか特徴が欲しい。それによってキャラクターとの対比、調和が生まれると面白い。と考えました。
そこで思いついたのが、
タピオカで儲けたいお金稼ぎ主義の人にしたらどうか?(タピオカが原価が安くてボロ儲けできる、始めるなら今、という話を先日友人としたばかりだった。)
ただ、今タピオカを始めても「大金を稼ぐ」には若干遅いような気もしました。お金稼ぎ主義の主人公なら、もっと賢く、せこく、お金が稼げる方法を考えるのではないか?と。
そこで、主人公にさまざまなパラレルワールドを行き来できる能力(発明者)を付加するアイデアを思いつきました。
「発明できるのに、金が欲しくてタピオカで儲けようとする発明者」というキャラができました。このキャラなら他のキャラと絡んだ時面白くなりそう。
ちなみに名前はニコラ=テスラという天才発明者からとっています。
4ページのマンガで3人のキャラを出す
ツイッターに投稿するために4ページマンガを想定しました。
1ページめは主人公のキャラを伝えるために使い、のこり3ページはさまざまなマンガからキャラを出します。
お金稼ぎ主義の主人公との(物語上の)相性がいいキャラを考えると、
・タピオカに興味のない客
・タピオカにつられる客
・お金稼ぎに興味ある客
が思い浮かびました。
僕が好きなさまざまなマンガからキャラを探した結果、
タピオカに興味のない客
→ベジータ(ドラゴンボール)
俺様、最強にしか興味がない戦闘民族の王子
タピオカにつられる客
→ゴン(+キルア)(HUNTER×HUNTER)
善悪の頓着がない好奇心の塊
※キルアがゴンの対比になり、ゴンが際立つ
お金稼ぎに興味のある客
→両津勘吉(こち亀)
警察官なのにお金稼ぐの好き
を選定しました。
両津勘吉が、「警察官なのにお金稼ぎが好き」はもはやマンガのオチとして、「取り締まられると思ったら稼ぐことに同調」という部分まで見えてきたので、4ページめ。
ベジータとゴンはどちらが先でも良かったですが、リズム的に始めにベジータが出た方が話が面白くなりそうだったので、最初の客に。
キャラが立っているとイジリやすい
今回の課題で一番感じたことがこれでした。
キャラが立つ、つまりキャラの主義が定まっていると、こんなときなんて言う?ということが想定でき、それをより見せる状況を手助けできる。
この感覚はまさに、芸人がたくさん出るバラエティ番組の構成をしているような感覚なのかもしれません。
たとえば、出川哲朗さん、狩野英孝さん、三四郎小宮さんが絡むアメトーーク!をつくるならどんなトークテーマを考えるか?という感覚に近い。
それぞれのキャラが立つことで、この回は最高に面白くなるはず。
キャラが作れれば、作者はファシリテーターになれる
名作マンガのキャラを登場させていただくことで、
「キャラが勝手に動く」という感覚を味わうことができました。
これを、自分のキャラでできるようになりたい。今度は自分のオリジナルキャラの主義を、しっかり考える作業を繰り返します。
キャラをしっかり作り込んで、ファシリテーターのように物語を綴りたいと思えた課題でした。
サポートして頂いたらいい絵が描けそうな予感…