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『ほどよい量をつくる』を読む

大量生産や大量消費から離れた価値観で生きる人びとの活動。

『ほどよい量をつくる』
甲斐かおり 著
インプレス (2019.09.21)

著者:甲斐かおりさんのホームページ

「土と暮らしのしっぽ」

https://kaikaori.com/

2019-09-25

https://kaikaori.com/work/hodoyoiryou/

2019-10-13

https://kaikaori.com/work/hodoyouryou2/

甲斐かおりさんのtwitter

https://twitter.com/karorirorin?s=09

この本の構成

つくり手 + お客さま + 商品

三つのパートナーから【ほどよい量】について考える。

1) つくり手と商品の関係は「つくる量と価格を決める」
2) つくり手とお客さまの関係は「繋がりを見直す」
3) お客さまと商品の関係は「届け方(物流)を変える」

つくる量と価格を決める

1950年代半ば〜1970年代初めは「大量生産 大量消費の時代」
1970年代〜2000年代は「個性消費の時代」

▶ ほどよい量が わからなくなった

食品ロスの問題が浮上した
売り上げ高の構成

▶ ほどよい量とは

大量生産や少量生産などの規模(量)の話ではなく「お客さまに求められる量」と考えると理解しやすい。

▶ 適正価格

価格とは:個別、具体的な値段の金額
英語ならPrice
価額とは:客観的に評価された金額
英語ならValue
価格 ≒ 価値 → 値頃価格

お客さまとの繋がりを見直す

工業化社会 / 量産化
量産化の弊害の一つに「モノづくりのプロセスが見えなくなった」ことではないでしょうか。

昭和30年代(1955年〜1964年)までは、何でも自分(達)でつくっていました。
米や野菜などの食料はもちろん、生活道具も木や竹で作っていました。
さらに昔では、衣服も麻や綿から糸を紡いで織っていました。
つまり、身の回りにあるモノの成り立ちを知っていたのです。

「モノづくりのプロセスを知って気づく価値」

つくる人が販売する

モノを作ることから販売に係ることで見えてくるもの。

届け方を変える

ほどよい量を考える上で切り離せないのが「物流」や「売り方」
既存の流通の考えでは【量産をして、生産コストを抑え、量を売って利益を稼ぐ】が前提に なっています。

【Point】物流をデザインする

小ロットでも流通出来る「売り方」「届け方」を考える。

【定常経済】wikipedia

提唱者のハーマン・デイリー(米):一定の物理的資本と人口規模により形成される経済。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%B8%B8%E7%B5%8C%E6%B8%88

【ハーマン・ディリー】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC

【Note】2020.01.17

【Note】2020.01.17

2020.04.02