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AZOTH事典


『すぐそこの遠い場所』
晶文社 (1998.12.25)

【AZOTH事典】

「A 」アルファベットの第一文字
「Z」 ラテン語系の第一文字
「O」 ギリシャ語系の第一文字
「TH」 ヘブライ語系の最終アルファベット

意図:すべての最初であり、また最後であるもの。

アゾットは、7つのエリアと3つのサイドの合わせて21のエリアを持っています。

【ちくま文庫版解説より】

「この事典はね。見るたびに中身が変わってゆくのだよ。」
クラフト・エヴィング商会の先代吉田伝次郎がそう言い残した書物「アゾット事典」
孫である三代目が、書棚の隅から、この不思議な書物を見つけてきた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小さな列車、エコー・ハンティング、ガルガンチュワの涙という蒸留酒、雲母でできた本、忘却事象閲覧搭など。
茫洋とした霧のなかにあるかのような懐かしい場所アゾットの、永遠に未完の事典。

【Note】2022.02.10.

2024.10.02.