渡辺淳一『白夜』
【渡辺淳一略歴】
渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち)
1933年(昭和8)10月24日〜
2014年(平成26)4月30日
北海道空知郡上砂川町朝陽台出身1958年札幌医科大学医学部卒業
同講師 医学博士
初め医療現場を舞台とした社会派小説や伝記小説、恋愛小説を数多く手がけて人気を博した。
その後、『化身』『うたかた』『失楽園』『愛の流刑地』など濃密な性描写の恋愛小説で、1980年代から90年代にかけて耳目を集めた。
エッセイも多く『鈍感力』が流行語になった。
【彷徨の章】
清冽(せいれつ)な北の都で、ひたむきに医学の道を歩む青春。
人間の生理ときびしく直面する医学生の愛と懐疑と憂愁を刻む自伝的長篇第一弾。
【朝霞の章】
北国の原野の果て、炭鉱病院に第一歩を踏みだした若き医師の、死と対峙した緊迫の手術。
女性の底知れぬ生命力に怖れと憧れを秘めつつ、生と死の岐路でおびえとまどう青春の日々を描く第二弾。
【青芝の章】
初めての大手術を前にしての自信と戸惑い、論文発表への不安と緊張、愛する看護婦とのめぐり合い。
さまざまな現実のなかで外科医として着実に成長していく青春の道程を、みずみずしく描く自伝的長篇第三弾。
【あとがき】
これまで読んだ本は、社会学系の本が多く、文学系の本は初めてです。
今回、渡辺淳一の初期の頃の作品『白夜』を読むことにします。
彷徨の章 pp.5〜173.
朝霞の章 pp.176〜331.
青芝の章 pp.334〜477.
自伝小説『白夜』全5巻
中央公論社 1980〜1988
のち文庫・新潮文庫・嶋中文庫・ポプラ文庫
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2024.08.22.