【まちづくり】のこれからを考える ②
前回は "まちづくり" についての概念を 理解するために 田村明氏の代表的著書から『まちづくりの発想』を 読み返してみました。
今回も同じく 田村明氏の著書から『まちづくりの実践』を 読み返してみようと思います。
『まちづくりの実践』田村明 著
岩波新書 615 (1999.05.20)
【ブックレビュー】
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b268434.html
「まちづくり」と云う表現には「街づくり」「町づくり」「まちづくり」と三つが併用されています。
「街」や「町」「都」も漢字の意味から使い分けても良いですね。
「まちづくり」の課題(目的)は、「人々が住むに値する場」を どうやってつくり、維持できるか。
考えがあっても実践されなければ意味がない。(p.3)
「まちづくり」に必要な事
「思い」の他に「裏打ちの勉強」「多くの情報」「多くの人々の協力」(p.26)
「まちづくり」の実践
「まちづくり」の実践には、基本的に理念や理想が あります。
しかし、それが現実と違う場合に、理念と現実を近づけるようにする行動が「実践」です。(p.41)
実践活動を行なう時に、参考になる冊子が あります。
まちをつくる ひとをつくる
『マチダス』
特定非営利活動法人 まちづくり学校
[事務局] 新潟市西区青山5-8-22
【公式サイト】
【テキスト紹介】
http://www.machikou.com/matidas/
「まちづくり」における産・官・学の役割分担
「産」推進ノウハウ、金利感覚
「官」コンセンサスづくり(合意形成)
「学(コンサル)」理論的裏付け
初動:「学(コンサル)」
運転手:「官」
↑初動運転
自立走行:「産」
「まちづくり」の実践の力
「まちづくり」の実践が、携わる人々の繋がりと出会いの場をつくる。(p.205)
現代の社会は、人々を孤独にさせています。
その解決のためには、開かれたサロンのような場とか、自由な賑わいのある場が必要です。(p.206)
そうした現代の課題に応えようとするのが「まちづくり」の場ではないでしょうか。
「まちづくり」とは!
考える・行動する・創造する・交流する・そして感動する
2020.03.01
【続く】