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「地域社会について」①
地域社会について「都市」と「農山村」の対極した2つの視点から考える。
初めに「都市」から。
『地域社会学入門』山本努 編著
学文社 (2019.09.10)
山本努氏について【熊本大学サイト】
https://www.let.kumamoto-u.ac.jp/staff/yamamoto/
【ブックレビュー】
https://www.gakubunsha.com/smp/book/b481202.html
第1章 地域社会学入門/都市研究から
山本努 pp.1〜38.
地域社会の定義と分類
▶ 地域社会とは (コミュニティ)
1) 一定の土地の広がりがある
2) そこで人々の暮らしが営まれている
3) そこに人々の帰属意識(we-feeling)がある
▶ 地域利用圏 (コミュニティ)
1) 帰属意識は持っていないが
2) いろいろな生活活動で、その地域を利用する
3) その地域には、親しみ や なじみがある
▶ 経済的地域社会 (リージョン)
・流通や物流、金融など、その地域を土台に持つ地理的な連結・範囲
都市と農山村の良い(悪い)ところ
4つのタイプ
1) 人口の規模と密度
2) 自治体、機関、施設など (制度)
3) 文化
4) 行動
都市と農山村の比較 / p.10 表1-3
経済的側面、生態環境的側面、生活的側面(社会的/文化的)から、都市の魅力・欠点、農山村の魅力・欠点が一覧表にマトメられています。
体系的に整理、理解するのに役に立ちます。
『地域社会学入門』山本努 編著 p.10より
2020.02.10