『名作コピーの教え』を読み返す
一度 読んだ本を、積んで寝かせて 改めて読み返す。
知の巨人 梅棹忠夫さんは「読書百遍」読み返す事で 新たな気づきがある。と言われています。
『知的生産の技術』梅棹忠夫 著
岩波新書 F93 p.124
これまでに、何回か読んだ次の本を、読み直してみる。
『名作コピーの教え』
鈴木康之 著
日本経済新聞社 (2015.07.01)
読み直したくなった切っ掛けは、昨今の企画書のつくり方やプレゼン資料のつくり方などの本。
パソコンのスキルを活用した内容には なっていますが、基本的な事がイマイチかな?と思ったからでした。
デジタルの時代でも色褪せない内容は?と考えた時に、この本が思い浮かびました。
【教え】
本文の中に【教え】と云う行が あります。
1〜2行で簡潔に表現されています。
その中から今回 目に止まったモノを書き出してみました。
コピーは書くものではない
読んでもらうもの
読む人にとって「読みたい」と思える文章を書く基本・方法・要領
広告コピー(文章)を、最終行まで離さない力が大切と説かれています。
気持ちで書かない
気持ちは伝わらない
「ありがとう」の代わりに伝わるコトバ
ここでは、広告コピー(広告文章)が取り扱われていますので、広告コピー(情報)を読んでの気持ち(感想)です。
広告における「トーン & マナー」
日本印刷技術協会 (JAGAT) HPより
ブランドの価値は世界観とトーン&マナーでつくる
https://www.jagat.or.jp/past_archives/content/view/5665.html
デザインを統一するトーン&マナーのつくり方
https://www.jagat.or.jp/past_archives/content/view/5711.html
コピーに文体があるのではない
一般的な文章作法では、結びの文体は統一する。
人に聞く前に 自分で考える
聞き質す(ただす)力をつける
書くことが上手い人は、聞き質すことも上手い。
観察する力を養う
「ナルホドネ」と云う気づき
思いの力
「思い」が そのままコピー(広告文章)に なれば、一人前と言われています。
説明する力
困ったときは基本に戻る
ヒト・モノ・コト・オモイを説明する
一つの文章に、一つのコト。
(一文一義・一節一義・一段一義)
文章作法の勉強法
1) 本を読む / 読み方自由
2) 読み調べ
3) 比べ読み
3つの要素
情報:受け手のために内容が より豊かに盛ってあるか。
整理:条件内で説明するために、情報の取捨選択が成され、伝わりやすい(理解)ように整理されているか。
表現:正確で魅力的な言葉と文章。
誤字脱字や、無駄がないか。
もっと良い表現はないか。など
書き直す気力
「書く道具」と同じぐらい大切な「消す道具」
人は、書くことと、消すことで、一生懸命闘っている。
消すことは、また、書くことである。
【Amebloブログ】2018/10/19
「伝える」ことば ①
https://ameblo.jp/horippy19500724/entry-12412895471.html
【Amebloブログ】2019/01/20
「伝える」ことば ②
https://ameblo.jp/horippy19500724/entry-12434073045.html
2020.02.22