人を信頼し合える社会へ
【はじめに】
神野直彦さんについては、連合総研の創立30周年を記念して出版された『分かち合い社会の構想』で 編纂をされていたことから、名前を知りました。
今回、神野直彦さんの地域再生をテーマにした内容をマトメてみました。
専門は「財政学」
Booklog.jp【 代表的な著書】
財政学をベースに、分権型社会や政治経済学など、主に「社会を変える」という視点から、多岐に渡っています。
【地方都市の自立に向けて】
都市の二つの顔
市場と自治
工業
現状:工業の衰退と生活空間の敗退がある。
市場のメカニズムに依存していたのでは、都市の持続可能な成長は期待出来ない。
「官」と「民」お互いの協働事業
目的:生活空間として再生する
【総務省/地方都市の自立】
【人を信頼し合える社会へ】
【岩波ブックレビュー】
新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。
あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。
いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。
日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
【要旨】脱成長の地域再生
これまでは、イソップ寓話の『都会のネズミと田舎のネズミ』のように スピードや競争に「ついていける者と、ついていけない者」と云う尺度で考えられていました。
人と人との繋がりが ある時代には、他者を蹴落としてまで 物質的欲望を充足しようとは思わなかった。
人々は、存在欲求が充足されていないから、所有欲求を満たそうとする。
地域社会において、存在欲求を充足する事が出来れば、慎ましく豊かな生活を営む事が出来る。
人間同士が労り(いたわり)あい、信頼し合う事が出来れば、人間と自然との共生も可能になる。
【景気回復 ≠ 財政再建】
『二兎を得る経済学』
アメリカの栄光は「レーガノミックス」の成功と映ってしまう。
レーガンに真似て舞いさえすれば、日本も晴れの舞台で光り輝くことができる。
こう堅く信じて、足の長さも手の長さも相違する日本が、レーガンよろしく踊り始めたのである。
景気回復 ≠ 財政再建
アメリカの結果は、
貿易赤字(経常赤字)と財政赤字が並存した。
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【NHKアーカイブ】
いまのシステムは限界を迎えている地域から変革を!
【経済学者・神野直彦さん】①
【経済学者・神野直彦さん】②
【経済学者・神野直彦さん】③
【経済学者・神野直彦さん】④
【経済学者・神野直彦さん】⑤
【経済学者・神野直彦さん】⑥
【読書百遍】『地域再生の経済学』
地方創生のトップランナーとしてよく引き合いに出される自治体がある。主なところを挙げると
・徳島県上勝町
・徳島県神山町
・島根県海士町
・岡山県西粟倉村
・北海道東川町
・北海道下川町
・岩手県紫波町
といったところだろうか。
実はこれらの自治体にはひとつの共通点がある。それはいわゆる「平成の大合併(1999〜2010年)」に際して他の市町村と合併しないことを選択したということだ。
2024.11.22.