"まちづくり" のこれからを考える ③
これまで2回 "まちづくり" についての概念を 理解するため 田村明氏の代表的著書から『まちづくりの発想』『まちづくりの実践』の2冊を 読み返してみました。
最終の3回目は『まちづくりと景観』を読み返します。
『まちづくりと景観』田村明 著
岩波新書 985 (2005.12.20)
【ブックレビュー】
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b268804.html
「景観」と云う言葉から、難しいように思えますが、一番わかりやすい表現は「美しい、きれいな "まち" をつくろう」
こう言うと、誰もが納得しやすいのではないでしょうか。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E8%A6%B3%E6%B3%95
日本の景観が個性を失った時期は、西洋文明を取り入れた明治の初め、もうひとつは 第二次大戦以後の戦後復興期と言われています。p.59
景観を壊したもの
1) 「まち」と云う意識の欠落
2) 効率主義とフロー優先
pp.60〜78.
1) なぜ景観を考えるのか
2) 都市景観について
pp.79〜170.
1) 都市景観に求められるもの
2) ルールの役割 (法令と手続き)
3) 景観教育と生涯学習
4) 参加型意思決定
pp.171〜227.
http://www1.city.matsue.shimane.jp/machidukuri/keikan/keikankokoku/keikankeikakujorei/
これまでの2回ぶんを再掲します。
誰もが「美しくて気持ちのいい "まち" に住みたい」と思うでしょう。
そんな単純な思いに挑戦し、先進事例をつくったのは、地域の住人(市民)であり、先進の自治体でした。
どうすれば「美しくて気持ちいい "まち" になるのか」
人任せに出来るものではなく、それぞれの地域で住人(市民)と自治体が一緒になった自発的な活動が必要ですね。
2020.03.02
【ひと先ずマトメ】