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新聞配達と野菜配送が生み出す付加価値

先日、新聞配達店と野菜販売の記事を書きました。野菜生産者、新聞販売店、地域住民にどんなメリットが考えてみました。

新聞販売店:新聞未購読者ともコンタクトをとることができる

野菜生産者:新しい販路を獲得できる

地域住民:新聞以外のサービスを受けることができる

総務省の新聞の購読者の年齢層のグラフによると、やはり若い世代と40代以上の利用率には大きな差があります。現在、新聞を購読している世代とインターネットを利用している世代の繋ぐ場として新聞販売店が機能するためにはどうすればいいのでしょうか。

「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表(総務省)

次の展開ににつなげていく施策が必要

もう少し具体的なアイディアをあげてみます。

配送面

新聞販売店:既存のインフラ(配達網)を有効利用できる

野菜生産者:販売店が集荷・配送を担当することで負担が減る

地域住民:自宅まで配送してもらえる

野菜の供給

新聞販売店:複数の生産者と提携することで、年間を通じて供給する野菜を確保できる

野菜生産者:地域住民の求めている野菜が把握できる

地域住民:「旬」な野菜を購入することができる

新たなサービスの展開につなげる

今後、6次産業化の推進にともない生産者による加工品の開発・販売が増加することが考えられます。野菜だけでなく加工品などの販売も実施、日々の買い物だけでなく祝い事、お中元、お歳暮などの贈答品を扱う。

現在も新聞に折り込まれているローカル誌。商品と金額が書かれているチラシとローカル誌の良い部分をあわせたフリーペーパーのような媒体を作り、新聞とともに配達することでローカル情報の価値をアップすることも。

また、野菜や加工品販売をインターネットでPR活動を展開、若い世代との接点が生まれます。将来的には販売店同士が協力することで、その地域で売れる野菜、金額感などのデータを共有し、栽培・販売計画に反映させることも可能です。

このように、現状の利便性が高まるだけでなく、さらなる展開が開ける可能性が高まることが最大のメリットですね。

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堀尾タモツ
Webの仕事のかたわら、食・農業に関わっています。最近、ついに畑を借りてしまいました…。本業が…、